食堂の窓から、プチガイド

iwaobetsu

2009年07月15日 21:23

 「あっバンビちゃんだ。かわいい~」

 お客様が、食堂の窓から見える親子のエゾシカを発見され、思わずそう言われました。

 ユースホステル周辺に住んでいるエゾシカの親子は、良く食堂の窓から観察できます。
 子ジカも日々大きくなって、晴れた日には楽しそうに庭を走り回ります。時にお母さんジカから離れすぎて、自分の子ジカを探すために鳴いたりしますが。。。。


 エゾシカの声を上手く表現できませんが、「ミューミュー」と言った感じで、ちょっと甲高い声で鳴きます。

 さらに観察すると、子ジカにはキレイなバンビ模様(鹿の子模様)になっていて、お母さんジカのおっぱいをねだったり、お母さんジカの真似をして、一緒に草を食んだりしています。


 「お母さんジカが、バンビちゃんの身体やお尻を舐めるのが見えますか?」 

 「ええ」

 「お尻を舐めるのは、ウンチを出やすくするためです」

 「そうなんですかぁ~。誰が教えた訳でもないのに、本能って、凄いですね」

 「これはシカに限った事ではなくて、牛や馬もそうしますよ。でも、昔の人は、自分の子供が糞詰まりになった時、口をお尻に当てて、糞を吸出した。と言う事もあったそうです。動物も人も、同じ事をする部分があるかもしれませんね」


 しばらくエゾシカの親子を眺めていると、常にお母さんジカは、子ジカを舐め続けています。



 「エゾシカは、自分の子供を抱きしめる事が出来ないので、舐める事が、自分の子供への愛情表現です・・・。」

 









 カヤックツアーでは、オオセグロカモメのヒナを観察できて、ユースの食堂の窓からはエゾシカの親子が観察出来て、改めて、

 「知床って、凄いな。。」

 って思いました。。。。




 7月になって、北海道は一番のシーズンに入りました。

 森も海も動物達も、今が一番謳歌してる時だと思います。

 どこか遊びに行きたいなぁ~。。って、休憩する時間も無くなるのだが。。。(悲)


担当:糸賀


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