2008年09月17日
知床第二湖の展望台にて

「ここが知床第二湖の展望台です。今日は本当に知床連山がキレイに見えてますね。水鏡になった湖面に、連山も映ってます」
「それでは少しの間、静かにして頂いて、この大自然の音楽を沢山聴いてもらいましょう」
今から8年ほど前の夏、一般の観光客としてこの知床五湖を訪れた事がありました。
そして知床第二湖の展望台まで来た時、団体客を引率していたガイドさんが、そう話しておられたのが聞えてきました。
その団体さんと混ざって一緒に静かになり、知床第二湖の展望台から、素晴らしい景色の知床連山と、湖面に写る知床連山の姿を眺めました。
しばらく景色を眺めながら静かにしていると、心地よい晴れた青空の下、森の香りや木々のざわめき、鳥たちのさえずりや、遠く何かの動物達の声も聞えてきました。頬に当たる風さえも心地よく感じました。
何という素晴らしい自然の協奏曲。
その時は、ガイドさんのおっしゃられた言葉で、あっと言う間に自然の協奏曲の虜になった記憶がありました。
その時「こんな仕事もあるんだな~。」と、ふとそう思いました。
その時、そんな旅の思い出を胸に、知床旅行は終わりました。
あれから数年、何の因果があったのか、今度は私がお客様を引率して、知床五湖を案内しています。
知床第二湖の展望台まで引率して、そこで一通りのガイドをし、お客様の写真撮影を行ったあとに、話しました。
「ここが知床第二湖の展望台です。今日は本当に知床連山がキレイに見えてますね。水鏡になった湖面に、連山も映ってます」
「それでは少しの間、静かにして頂いて、この大自然の音楽を沢山聴いてもらいましょう」
少しして、お客様に自然の協奏曲が聞え始めた頃、遠くから他の団体さんがやってきました。そして瞬く間に“ザワザワザワザワ・・・。”
「・・・・。」
う~ん!!!まだまだ、ザマになってないなぁ~~~。(悲)