2010年05月28日
2010年05月25日
日本の国花と、知床の桜はさくら色?
遅れていたエゾヤマザクラが咲きました。
と言っても、5/18~23日位が一番の見頃で、その後はあっと言う間に散ってしまったのですが。。。。
見頃の時に数日天気の日があったので、オホーツク海や羅臼岳をバックに、エゾヤマザクラを写したりしました。
夏の海になった、真っ青なオホーツク海をバックに、エゾヤマザクラのピンク色が映えます。
ある日、本当に良く写真を撮られるお客様とのツアー帰りに、道路の“のり面”に咲いているエゾヤマザクラを見せてあげると、
「うわぁ~。。。きれい・・。」
と言って、何枚もオホーツク海をバックに、エゾヤマザクラを撮ってらっしゃいました。
「知床の桜って、ソメイヨシノより、花びらの色が赤いですよね・・・・」
「エゾヤマザクラと言って、少し深紅色をしていますよ」
「でも、本当にさくら色ですね・・・。」
とおっしゃられました。
桜と言えば「ソメイヨシノ」と言う位、桜の花びらの色は、ソメイヨシノの、ごく薄いピンク色の花びら色のイメージがあったのですが、
「・・・本当にさくら色ですね」
と言われて、改めてエゾヤマザクラの花びらを見つめました。
「こんな濃い紅色が、さくら色なのなかぁ~~~~?」
いずれにしても、こんな断崖に力強く咲くエゾヤマザクラは、ソメイヨシノに比べて強風や塩害などに強いのかもしれません。
「日本の国花って、桜ですかね?」
と質問がありました。
「日本の国花は菊ですよ。でも殆どの国民が、国花は桜の花のイメージがあるので、今は両方正解、と言う事を聞いた事がありますけど、実際はどうなのかな(笑)」
色んな質問がありましたが、そんな答えを聞くより、この美しい知床の風景を楽しんでいらっしゃるようでした。
そんな姿を見ると、コチラも嬉しく思いました。
それにしても、この日は本当に良い天気。桜も景色もキレイ。。。。。
毎年この時期になると思うのですが、桜の花を見て、やっと!やっと!!!なが~~いなが~~~~~い冬が終わって、北国の春を感じました。
担当:糸賀

と言っても、5/18~23日位が一番の見頃で、その後はあっと言う間に散ってしまったのですが。。。。
見頃の時に数日天気の日があったので、オホーツク海や羅臼岳をバックに、エゾヤマザクラを写したりしました。
夏の海になった、真っ青なオホーツク海をバックに、エゾヤマザクラのピンク色が映えます。
ある日、本当に良く写真を撮られるお客様とのツアー帰りに、道路の“のり面”に咲いているエゾヤマザクラを見せてあげると、
「うわぁ~。。。きれい・・。」
と言って、何枚もオホーツク海をバックに、エゾヤマザクラを撮ってらっしゃいました。
「知床の桜って、ソメイヨシノより、花びらの色が赤いですよね・・・・」
「エゾヤマザクラと言って、少し深紅色をしていますよ」
「でも、本当にさくら色ですね・・・。」
とおっしゃられました。
桜と言えば「ソメイヨシノ」と言う位、桜の花びらの色は、ソメイヨシノの、ごく薄いピンク色の花びら色のイメージがあったのですが、
「・・・本当にさくら色ですね」
と言われて、改めてエゾヤマザクラの花びらを見つめました。
「こんな濃い紅色が、さくら色なのなかぁ~~~~?」
いずれにしても、こんな断崖に力強く咲くエゾヤマザクラは、ソメイヨシノに比べて強風や塩害などに強いのかもしれません。
「日本の国花って、桜ですかね?」
と質問がありました。
「日本の国花は菊ですよ。でも殆どの国民が、国花は桜の花のイメージがあるので、今は両方正解、と言う事を聞いた事がありますけど、実際はどうなのかな(笑)」
色んな質問がありましたが、そんな答えを聞くより、この美しい知床の風景を楽しんでいらっしゃるようでした。
そんな姿を見ると、コチラも嬉しく思いました。
それにしても、この日は本当に良い天気。桜も景色もキレイ。。。。。
毎年この時期になると思うのですが、桜の花を見て、やっと!やっと!!!なが~~いなが~~~~~い冬が終わって、北国の春を感じました。
担当:糸賀
2010年05月21日
2010年05月18日
やっと春が来たか?
GW後から続いていた異常低温の日々が終わり、15日頃から晴れ間が広がって、同時に気温も平年並みに戻りました。
その小春日和の気温で、ようやく開花が後れていたサクラが開花し始めました。
本州では、すでに葉桜になっているサクラの花は、知床は今が開花時期なのです。
昨年より一週間以上遅い開花。しかし、コレくらいに咲くのが、実は当たり前なのかもしれません。
久々の晴れで羅臼岳がくっきりと見えます。
岩尾別川を介して羅臼岳を望むと、山の雪もカナリ溶けた、まだら模様の山容で、「上高地???」とは言えないけど、そんな感じの素晴らしい景色でした。

少し近辺を散歩すると、少しずつ木々の緑が芽生えていました。
来週にもなれば、新緑で覆われた森になる事でしょう。なんだかそう思うだけでウキウキするようです。
昨日泊まったお客様は、「羅臼岳に行く」とおっしゃられました。
まだまだ雪は多いと思いますが、今日は5月の中で天気に恵まれた、一番よいと思える日。
運がいい。。。。
春爛漫の少し前の知床。
本当に“なが~い”冬が終わった事を、実感できたような気がしました。
そうそう、羅臼岳に登られたお客様は、
「羅臼平まで何とか行って、素晴らしい景色を眺めた」
「上の方は、まだまだ数mの雪が積もってる」
「極楽平からサシルイ岳まで、雪の上を歩いて行けそうだった」
「ヒグマの足跡があって、ちょっと驚いた。こんな大きくて・・・・。」
「快晴で本当に良かった」
とユースに帰ってからすごく多弁で、嬉しそうに話されました。
う~ん!!!!!なんか羨ましい。。。(笑)
担当:糸賀
その小春日和の気温で、ようやく開花が後れていたサクラが開花し始めました。
本州では、すでに葉桜になっているサクラの花は、知床は今が開花時期なのです。
昨年より一週間以上遅い開花。しかし、コレくらいに咲くのが、実は当たり前なのかもしれません。
久々の晴れで羅臼岳がくっきりと見えます。
岩尾別川を介して羅臼岳を望むと、山の雪もカナリ溶けた、まだら模様の山容で、「上高地???」とは言えないけど、そんな感じの素晴らしい景色でした。
少し近辺を散歩すると、少しずつ木々の緑が芽生えていました。
来週にもなれば、新緑で覆われた森になる事でしょう。なんだかそう思うだけでウキウキするようです。
昨日泊まったお客様は、「羅臼岳に行く」とおっしゃられました。
まだまだ雪は多いと思いますが、今日は5月の中で天気に恵まれた、一番よいと思える日。
運がいい。。。。
春爛漫の少し前の知床。
本当に“なが~い”冬が終わった事を、実感できたような気がしました。
そうそう、羅臼岳に登られたお客様は、
「羅臼平まで何とか行って、素晴らしい景色を眺めた」
「上の方は、まだまだ数mの雪が積もってる」
「極楽平からサシルイ岳まで、雪の上を歩いて行けそうだった」
「ヒグマの足跡があって、ちょっと驚いた。こんな大きくて・・・・。」
「快晴で本当に良かった」
とユースに帰ってからすごく多弁で、嬉しそうに話されました。
う~ん!!!!!なんか羨ましい。。。(笑)
担当:糸賀
2010年05月14日
2010年05月13日
春はマダ!!!!
GW期間中は天気に恵まれ、行楽日和となりましたが、5月6日あたりから、肌寒い日が続くようになりました。
最高気温も10℃を下回る日があったりと、5月とは思えない気候です。
桜は、函館や札幌で「開花~満開状態」になった。と新聞でありましたが道東方面は、異常低温などの影響で、昨年より一週間以上遅れています。
いわば足踏み状態。。。。
最も、道東地域での桜は、5月中旬に咲くのが普通かもしれませんが、「開花遅れ気味・・。」となると、ちょっと気になります。
そんな寒い日が続く中でも、森に入ると、エゾエンゴサクやフクジュソウ、キタコブシなどが咲いており、野鳥も沢山さえずっていました。
桜の開花は遅くても、確実に春の気配がある事を感じました。
そう言えば、カヤックツアーでオホーツク海に漕ぎ出ても、断崖には海鳥が営巣し始めていたし。。。
春の訪れは、桜だけでは無いんですね。。。。。
ところで、森の中にはギョウジャニンニク(アイヌネギ)も結構生えていました。
「アイヌネギ」と言った方が分かりやすいかもしれませんが、どことなくニラなどに良く似た、強烈な匂いのするギョウジャニンニクですが、この野性的な香りが、こよなく好きなペアレントが、
「沢山採ってギョウザパーティーにしよう。。。。」
と言う提案があり、スタッフみんなで採りに行きました。
毎年採りに行く場所には、マダ小さいながらも結構生えていました。
ギョウジャニンニクは、生長するほどに葉や茎が大きくなり、やがてネギ坊主のような花を咲かせます。
ユリ科の植物なので、ネギやタマネギの花に良く似ています。
90分ほど採ると、買い物袋2袋分ほど採れ、早速ユースに帰ってみじん切りにして、ギョウザの具にしてギョウザを作ります。
夕食はギョウザパーティー。
口に入れると、新鮮なギョウジャニンニクの香りがします。
最初はこの匂いに慣れなかったけど、食べなれると結構美味しい。
生で食べると胃を壊しますが、火を通せば、ニンニクと同じ滋養強壮になるでしょう。
今日も1日氷雨の降る肌寒い日でしたが、口からも春を感じる事が出来ました(笑)
担当:糸賀

◎ギョウジャニンニク(アイヌネギ)
最高気温も10℃を下回る日があったりと、5月とは思えない気候です。
桜は、函館や札幌で「開花~満開状態」になった。と新聞でありましたが道東方面は、異常低温などの影響で、昨年より一週間以上遅れています。
いわば足踏み状態。。。。
最も、道東地域での桜は、5月中旬に咲くのが普通かもしれませんが、「開花遅れ気味・・。」となると、ちょっと気になります。
そんな寒い日が続く中でも、森に入ると、エゾエンゴサクやフクジュソウ、キタコブシなどが咲いており、野鳥も沢山さえずっていました。
桜の開花は遅くても、確実に春の気配がある事を感じました。
そう言えば、カヤックツアーでオホーツク海に漕ぎ出ても、断崖には海鳥が営巣し始めていたし。。。
春の訪れは、桜だけでは無いんですね。。。。。
ところで、森の中にはギョウジャニンニク(アイヌネギ)も結構生えていました。
「アイヌネギ」と言った方が分かりやすいかもしれませんが、どことなくニラなどに良く似た、強烈な匂いのするギョウジャニンニクですが、この野性的な香りが、こよなく好きなペアレントが、
「沢山採ってギョウザパーティーにしよう。。。。」
と言う提案があり、スタッフみんなで採りに行きました。
毎年採りに行く場所には、マダ小さいながらも結構生えていました。
ギョウジャニンニクは、生長するほどに葉や茎が大きくなり、やがてネギ坊主のような花を咲かせます。
ユリ科の植物なので、ネギやタマネギの花に良く似ています。
90分ほど採ると、買い物袋2袋分ほど採れ、早速ユースに帰ってみじん切りにして、ギョウザの具にしてギョウザを作ります。
夕食はギョウザパーティー。
口に入れると、新鮮なギョウジャニンニクの香りがします。
最初はこの匂いに慣れなかったけど、食べなれると結構美味しい。
生で食べると胃を壊しますが、火を通せば、ニンニクと同じ滋養強壮になるでしょう。
今日も1日氷雨の降る肌寒い日でしたが、口からも春を感じる事が出来ました(笑)
担当:糸賀
◎ギョウジャニンニク(アイヌネギ)
2010年05月07日
2010年05月06日
松雄雅史チーフの唄う「かかし(案山子)」
4/29の夏季開所から始まるGWイベントパーティーは、特に5/1.2.3は多数のお客様で賑わいました。
日替わりで、夕食にマグロやキングサーモンのフルコースや、めんめ(きんき)、カニ尽くしと、とても豪華な夕食の中、お客様は堪能されたと思います。
5/3は、以前にもお越しになった札幌のミュージックパブ ”はーもにー” で、チーフ・ボーカルとして大活躍中の 松尾雅史 様 にお越し頂き、マタマタ生演奏でのミニコンサートが開催されました。
相変わらずのギターを持つ姿は、ステキです。
今回は最初に、松尾チーフが非常に影響を受けたと言う唄から、コンサートが始まりました。
こんなコンサートが生で聴けるなんて、本当に得です。
その唄の中で松尾チーフは、「かかし」と言う唄を歌われました。
「かかし」とは、今は殆ど見られなくなりましたが、田んぼの中に、木などで十字を組んで立たせ、それに服や帽子を被せて人間の姿をさせ、スズメ除けなどに使われた“擬似人間の人形”の様なものです。漢字では「案山子」と書きます。
その唄にはこんな歌詞がありました。
「・・手紙が無理なら電話でもいい・・・。
遠くに住む子供を思う母親の気持ちなどが歌詞に込められていて、
「たった一言でも声を聞かせてあげてくれ・・。」
と言った内容の唄で、ちょっと聞き入ってしまいました。
知床に来て5年。
一度も手紙を書いた事も無く、電話も今までで2回位しか、していないか?それ以前に、学生の時から通算しても、電話した回数は両手で余るのでは???
多分母親は、この歌詞の通りの事を思っているんじゃないか?????
そんな事を思いました。
この唄の歌詞のほとんどは覚えていませんが、
「ちょうどあの案山子の様に 寂しい思いをしてはいないか・・・・・。」
と言う歌詞もありました。
広い田んぼの中に、一人ぽつんと寂しそうに立っている案山子の姿が、もしかしたらその自分が、その案山子の様に、寂しい思いをしているんじゃないのか!!!!と心配している様子が思えました。
その数日後、実家から荷物が届きました。
自分が頼んでおいた品が届いたのですが、その中で手紙が入っていました。
「最近は不況で、カナリ厳しい経営だと」か、「暖かくなって、初夏になりつつある」などと言った内容でしたが、今回は神妙に手紙を読みました。
「そうだ今夜お礼の電話でもしてみるか・・・。」
久々に実家にダイヤルします。
なぜか凄い緊張して、手が震えます。
ちょうど母親が驚いた様子で電話に出ました。
「もしもし・・・・・。特に用は無いけど、・・・・。荷物が届いたから・・・。」
それから「地元と知床の気温の違い」とか、「もうスグ知床は桜が咲く」など、特に報せるほどものでもない内容の電話を、5分ほどしました。
「本当に電話で話す事がヘタだ。。」
と思いました。
100回くらい、電話で話す練習をすれば、少しくらい上手になるかもしれませんが(笑)
なかなか長電話は出来ないけど、そう言えば以前ツアーでお客様に言われた事を、思い出しました。
「たまには母親に電話しなさい。きっと喜ぶから・・。」
5分ほどの電話だったけど、母親は嬉しそうに話していた事を思い出しました。
電話して良かったな。。。。
それと、もう一度「かかし」と言う唄が聞きたくなりました。

※熱唱の松尾雅史チーフ
担当:糸賀
日替わりで、夕食にマグロやキングサーモンのフルコースや、めんめ(きんき)、カニ尽くしと、とても豪華な夕食の中、お客様は堪能されたと思います。
5/3は、以前にもお越しになった札幌のミュージックパブ ”はーもにー” で、チーフ・ボーカルとして大活躍中の 松尾雅史 様 にお越し頂き、マタマタ生演奏でのミニコンサートが開催されました。
相変わらずのギターを持つ姿は、ステキです。
今回は最初に、松尾チーフが非常に影響を受けたと言う唄から、コンサートが始まりました。
こんなコンサートが生で聴けるなんて、本当に得です。
その唄の中で松尾チーフは、「かかし」と言う唄を歌われました。
「かかし」とは、今は殆ど見られなくなりましたが、田んぼの中に、木などで十字を組んで立たせ、それに服や帽子を被せて人間の姿をさせ、スズメ除けなどに使われた“擬似人間の人形”の様なものです。漢字では「案山子」と書きます。
その唄にはこんな歌詞がありました。
「・・手紙が無理なら電話でもいい・・・。
遠くに住む子供を思う母親の気持ちなどが歌詞に込められていて、
「たった一言でも声を聞かせてあげてくれ・・。」
と言った内容の唄で、ちょっと聞き入ってしまいました。
知床に来て5年。
一度も手紙を書いた事も無く、電話も今までで2回位しか、していないか?それ以前に、学生の時から通算しても、電話した回数は両手で余るのでは???
多分母親は、この歌詞の通りの事を思っているんじゃないか?????
そんな事を思いました。
この唄の歌詞のほとんどは覚えていませんが、
「ちょうどあの案山子の様に 寂しい思いをしてはいないか・・・・・。」
と言う歌詞もありました。
広い田んぼの中に、一人ぽつんと寂しそうに立っている案山子の姿が、もしかしたらその自分が、その案山子の様に、寂しい思いをしているんじゃないのか!!!!と心配している様子が思えました。
その数日後、実家から荷物が届きました。
自分が頼んでおいた品が届いたのですが、その中で手紙が入っていました。
「最近は不況で、カナリ厳しい経営だと」か、「暖かくなって、初夏になりつつある」などと言った内容でしたが、今回は神妙に手紙を読みました。
「そうだ今夜お礼の電話でもしてみるか・・・。」
久々に実家にダイヤルします。
なぜか凄い緊張して、手が震えます。
ちょうど母親が驚いた様子で電話に出ました。
「もしもし・・・・・。特に用は無いけど、・・・・。荷物が届いたから・・・。」
それから「地元と知床の気温の違い」とか、「もうスグ知床は桜が咲く」など、特に報せるほどものでもない内容の電話を、5分ほどしました。
「本当に電話で話す事がヘタだ。。」
と思いました。
100回くらい、電話で話す練習をすれば、少しくらい上手になるかもしれませんが(笑)
なかなか長電話は出来ないけど、そう言えば以前ツアーでお客様に言われた事を、思い出しました。
「たまには母親に電話しなさい。きっと喜ぶから・・。」
5分ほどの電話だったけど、母親は嬉しそうに話していた事を思い出しました。
電話して良かったな。。。。
それと、もう一度「かかし」と言う唄が聞きたくなりました。
※熱唱の松尾雅史チーフ
担当:糸賀
Posted by iwaobetsu at
23:45
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