ナチュログ管理画面 環境も考えるアウトドア 環境も考えるアウトドア 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

スポンサーリンク



上記のお知らせは30日以上更新のないブログに表示しています。
記事を更新するとこのお知らせは表示されなくなります
  
Posted by naturum at

2010年06月29日

オオセグロカモメのヒナ誕生

 ユースホステル前の庭では、数頭のバンビが元気良く走り回るようになりました。
 ヨチヨチ歩きだったのに、いつの間にか走り回れるようになって・・・。

 ユースから自然センターまでの道路でも、子ギツネの姿を見る機会も増えました。

 森の緑も濃くなって、まさに夏真っ盛り。先日は35度を越す猛暑日になったり。


 海でも、沢山のオオセグロカモメやウミウが断崖に営巣しています。
 カヤックツアーで行く度に、うるさいくらいの海鳥の圧倒されます。

 
 その中で、プユニ岬を過ぎるあたりに、オオセグロカモメが1羽営巣しています。
 かなり低い位置に営巣しているので、カヤックからでも抱卵している姿が見えるので、いつもお客様にご覧になって頂いたり、説明の材料にしたりと、毎回気になっていたのですが、6/29にそのオオセグロカモメを見ると、何か様子が変です。


 滝などを回って帰りに見ると、ヒナが一羽孵っていました。

 また数センチほどの大きさ。おそらく孵ってそれほど時間も経てないと思います。

 ヒナが親鳥のくちばしの赤い部分を、突付いていました。


 カモメなどのくちばしをよく観察すると、先端付近が赤くなっています。
 この赤い部分は、ヒナが親鳥にエサをねだる際の目印になっていて、そこを突付くと、親鳥がエサをくれると言う事をヒナは知っています。


 そんな姿を観察できました。


 これからどんどん海鳥のヒナは孵って行く事でしょう。
 それはうるさいくらいに騒がしいのですが、でも、そんな姿をカヤックで見ると、なぜか癒されます。
じーとそこで休憩していると、その様に吸い込まれるような気もします。

 まさに今がベストシーズン。沢山の命が誕生する、素晴らしい知床の時がやってきました。
 

担当:糸賀



  

Posted by iwaobetsu at 23:11Comments(0)自然情報

2010年06月25日

2010年06月25日

サンセットシーカヤックツアー

 6月は晴れた日が多く、海も穏やかな日が多い月でした。

 オホーツク海に沈む夕陽も数回見る事ができましたが、何度見ても夕陽が海に沈む様は良いものです。


 それをカヤックに乗って見る。。。。

 格別なものがあります。




 この日は朝から快晴。夕陽が期待できました。

 夕陽が沈む時刻になるにつれ、微風さえも無くなりました。
 ますます海面も穏やかになり、海面にカヤックなどが写るくらいに。。。。



 カヤックに乗って、波に漂いながらの夕陽を見る。
 なんて贅沢な時間でしょうか。
 
 聞こえるのは沢山のカモメの鳴き声ですが、いつの間にかそれも、聞き心地の良い音楽の様になりました。

 6月は一年で一番日の入りが遅い時期なので、夕陽は19時を過ぎてから沈みます。

 ちなみに、朝は4時前に日が昇りますが。。。。。




 18:30頃には、辺りはオレンジ色に包まれます。
 その色合いは徐々に濃くなります。

 この日は海上に雲が無かったので、完全に夕陽が海に沈むまで、その様を眺める事が出来ました。

 大体は海上に雲があって、海に夕陽が沈むまでに雲に隠れてしまう事が多いのですが、完全に夕陽が海に沈むのが見れてラッキー。



 夕陽がオホーツク海に沈む頃になると、太陽が変形した形に見えました。

 オホーツク海は海水温が低いので、暖かい空気とオホーツク海に冷やされた、冷たい空気との層が出来て、それが蜃気楼現象となって、変形した太陽が見える事があります。

 良く見るとわずかに変形した太陽。面白いものです。


 夕陽が徐々に海に沈んで行きます。

 お客様はその様を、息を呑んでじっと見つめます。

 そして夕陽が沈むと、皆さん満足な表情。
 笑顔がこぼれます。


 「凄い良かった。感動した」
 「またサンセット見たいよ。。。。。」



 こんな良い条件の時のサンセットシーカヤックツアーは、滅多に無いけど、そんな良い条件の時が事があるから、サンセットシーカヤックは、好きだなぁ~。


担当:糸賀







※サンセットシーカヤックツアー








※蜃気楼現象で変形した太陽  

Posted by iwaobetsu at 22:41Comments(0)エコツアー

2010年06月21日

エゾシカ バンビ登場

 6月に入る頃から、エゾシカは出産ラッシュを迎えています。



 ヨチヨチ歩くバンビの姿は、なんど見ても可愛い。。。。


 そんなバンビは、しきりにお母さんジカの側にいて、おっぱいをねだります。



 授乳が終わると、お母さんジカはしきりにバンビを舐めます。

 舐めて舐めて、どんどん舐めてあげます。


 「どうしてそんなに赤ちゃんを舐めるの?」

 「私は彼女は赤ちゃんを抱く事が出来ないの。だから舐めてあげるのが、私の愛情表現なの」


 と言っているようでした。

 10分ほどお母さんジカとバンビは一緒にいましたが、その後はバンビを残して、お母さんジカはどこかにいってしまいました。

 生まれて間もない自分の赤ちゃんを、そのまま残していったのです。



 「心配じゃないのか?」

 と誰もが思いますが、これは、まだヨチヨチ歩きのバンビと一緒に歩いて、辺りに臭いをまき散らかすよりも、じっとしている方が敵に分かりにくい。。。と言った意味から、10日間くらいはバンビは一人でいることが多いです。

 ほんの授乳の時だけ、お母さんジカは自分のバンビのそばにやってきます。


 1日数回だけしか、自分の赤ちゃんに会えない。

 人間なら考えられない事ですが、これも自然の中で生きていく為の掟なのかもしれません。



 生まれて10日も過ぎると、バンビは結構大きくなって、お母さんジカと一緒に歩いていました。

 ある程度しっかり歩けるようになったので、もう大丈夫なのでしょう。


 自然も動物達も、目に見るほどに成長していく様が見えます。

 その様を見ていると、様々な生き物の躍動が聞こえて来る季節になりました。


 担当:糸賀






  

Posted by iwaobetsu at 23:03Comments(0)自然情報

2010年06月18日

2010年06月13日

6/13 植樹祭

 当ユースホステルから30km離れたアッカムイの森で、どんぐりなどの苗木の植樹を始め、森のバイオリンコンサート、どんぐりパン工房よりパン屋さんの出店、ツリーイングの無料体験など、盛り沢山の内容で開催しました。

 なんと言っても、天気に恵まれたのは最高で、日頃の行いが。。。。。(笑)





 私はどんぐりなどの苗木の植樹担当でした。

 数日前からイタドリなどが生い茂る、まるでジャングルのような苗畑を、まずは除草や抜根作業から。

 防鹿柵作りは工務店さんに依頼し、その後は苗床の畝(うね)作りなどなど。その他色んな作業を“手作業”で行ないました。
 荒地を苗畑にするのは、本当に大変です(疲)。


 今回苗畑に植える苗は、シラカバ・ミズナラ(どんぐり)・ハルニレの苗で、森林センターさんの協力を得ながら、参加者の皆様に苗を植えていただきます。


 苗を植える。。。。。


 簡単そうに見えますが、実は奥深い物もあります。




 一人1~2本ずつ植えて頂きましたが、



 「結構植えるのって、面白い?????」

 と言うお答えも。


 

 幼い苗木を植えれば、「大きくなってね・・。」と言う親心が出たり、森作りに貢献している。。。

 と言う事も思われたのかもしれません。


 普段なかなか森を作るような事は出来ないので、皆様貴重な体験をされたと思います。






 ツリーイングを行なうステージでは、お昼ご飯を食べながらバイオリンコンサートが開催されました。

 樹齢300年以上の桂の木の下で、木漏れ日の中のバイオリンコンサート(生演奏)、そんな場所で聞けるだけでオトクです。






 とまあ、イベント盛り沢山の中、無事に植樹祭りが終了しました。

 イベント行うまでの段取りは、本当大変だった。。。。

 今後もこのような植樹祭は開催されますので(次回秋季予定)、是非NPO知床自然学校や、岩尾別ユースホステルのHPから、ご参照下さい。


担当:糸賀








※森の中のバイオリンコンサート







※植樹風景  

Posted by iwaobetsu at 23:40Comments(2)

2010年06月11日

2010年06月04日

2010年06月04日

エゾシカは、今はお腹がとても大きく重そうで。。。

 6月はエゾシカの出産の時期なので、まもなく出産ラッシュを迎えます。。。。

 妊娠したメスジカは、お腹のあたりやお尻をしきりに気にしています。

 「もうすぐ赤ちゃんが生まれる?」

 と言うのを知っているのかどうかは、分かりませんが、「お腹が重くなった」と言うのは、感じているのかもしれません。


 座って(寝転がって)休んでいる時も、直接地面にお腹を置いて、後ろを立て足にして座っています。普段はそんな座り方はしないのに、この時期にだけ見れる座り方???
 普通に座れないのはお腹が重いセイ????



 エゾシカは、普段はいつでも見れる動物なので、日ごろそれ程気にして見る事はありませんが、なぜかバンビが生まれる頃は、どうしても気になってしまいます。



 「あのエゾシカのお腹を見てください。カナリ大きいでしょ。赤ちゃんがいるんですよ・・。」
 「子ジカが生まれるんですか?かわいいだろうなぁ~・・。」
 「あのエゾシカは、しきりにお尻の辺りを舐めていますけど、まもなく陣痛が来る頃かもしれないですね・・・。」

 
 お客様が目を輝かせて、お腹の大きなエゾシカの姿を見つめています。

 「6月末にもなれば、アチコチでバンビの姿を見ることも出来ますよ」
 「いいなぁ~。動物大好きなんです。見たいなぁ~」 

 「バンビに限らず運が良ければ、子ギツネ、ヒグマの親子、カヤックをすれば、カモメのヒナも見る事が出来ます。これからの季節は、森も動物達も、一番賑やかな季節になってきますよ」





 森の緑も、日々目に見えて濃くなって来ました。

 これから毎日の様に移り変わる自然の中で、北海道はこれから一番のベストシーズンを迎えます。

 ぜひ遊びにいらっしゃいませんか?


担当:糸賀






※妊娠しているエゾシカ。お腹の大きさを確認してください  

Posted by iwaobetsu at 22:09Comments(0)自然情報