2009年03月23日
三宝柑と清見オレンジ
3月のある日、和歌山県にある「有田オレンジユースホステル」のペアレントさんとヘルパーさん二人が、休暇を兼ねて遊びにいらっしゃいました。
フレペの滝スノーシューツアーに参加されたり、チーズフォンデュの昼食を食べられたり、楽しみにしてらした、流氷ウオークツアーも参加されました。夜は流氷キャンドルも堪能されて。。。。
「流氷素晴らしいわ。冬の北海道で、流氷と海水浴が出来るとは、思わなかったわ・・。」
と、大大大感激されました(嬉)
有田オレンジユースホステルは、宿泊業の他に、オレンジやミカンなどの柑橘を栽培している農家でもあります。
数年前、私が旅人として泊まりに行った時は、毎日大量のミカンを食べた記憶があります。新鮮で、すごく美味しかった(笑)
知床旅行を楽しまれた数日後、有田オレンジユースホステルから、沢山の「三宝柑」と「清見オレンジ」が届きました。
柑橘農家なので、色んな種類の柑橘があります。
その中の三宝柑。
スーパーなどでは見かけない柑橘ですが、三宝柑の枝が付いてる部分が、デコポンと言う柑橘と同じように膨らんでおり、その珍しさや味、香りが非常に素晴らしく、珍しかったので、藩以外の植栽や、一般人の植栽を禁止していた柑橘だったそうです。
また三宝柑の名前は、「その柑橘の素晴らしさのため、三方(神社などで神饌などを載せる、盆の下に三方向に穴が空いてる台)に載せて、和歌山城の殿様に献上されていた事から、”三宝(三方)柑”と教えて頂きました。
特に有田オレンジユースホステルがある、湯浅町の栖原産が最高級品との事。また実も皮もジャムにすると良いetc・・・・。
さすが柑橘農家のペアレントさん。ミカンについては素晴らしく詳しく、勉強になりました。。。。
とまあ、素晴らしい三宝柑を頂いた訳ですが、その内の一部を、三宝柑の果実酒にしました(なんと贅沢な。。。)
当ユースホステルの夕食で、珍しい「三宝柑果実酒」が提供できる日は、初夏の頃を予定してます。

※左側の頭部が膨らんでいる柑橘(2個)が、三宝柑。
フレペの滝スノーシューツアーに参加されたり、チーズフォンデュの昼食を食べられたり、楽しみにしてらした、流氷ウオークツアーも参加されました。夜は流氷キャンドルも堪能されて。。。。
「流氷素晴らしいわ。冬の北海道で、流氷と海水浴が出来るとは、思わなかったわ・・。」
と、大大大感激されました(嬉)
有田オレンジユースホステルは、宿泊業の他に、オレンジやミカンなどの柑橘を栽培している農家でもあります。
数年前、私が旅人として泊まりに行った時は、毎日大量のミカンを食べた記憶があります。新鮮で、すごく美味しかった(笑)
知床旅行を楽しまれた数日後、有田オレンジユースホステルから、沢山の「三宝柑」と「清見オレンジ」が届きました。
柑橘農家なので、色んな種類の柑橘があります。
その中の三宝柑。
スーパーなどでは見かけない柑橘ですが、三宝柑の枝が付いてる部分が、デコポンと言う柑橘と同じように膨らんでおり、その珍しさや味、香りが非常に素晴らしく、珍しかったので、藩以外の植栽や、一般人の植栽を禁止していた柑橘だったそうです。
また三宝柑の名前は、「その柑橘の素晴らしさのため、三方(神社などで神饌などを載せる、盆の下に三方向に穴が空いてる台)に載せて、和歌山城の殿様に献上されていた事から、”三宝(三方)柑”と教えて頂きました。
特に有田オレンジユースホステルがある、湯浅町の栖原産が最高級品との事。また実も皮もジャムにすると良いetc・・・・。
さすが柑橘農家のペアレントさん。ミカンについては素晴らしく詳しく、勉強になりました。。。。
とまあ、素晴らしい三宝柑を頂いた訳ですが、その内の一部を、三宝柑の果実酒にしました(なんと贅沢な。。。)
当ユースホステルの夕食で、珍しい「三宝柑果実酒」が提供できる日は、初夏の頃を予定してます。
※左側の頭部が膨らんでいる柑橘(2個)が、三宝柑。
2009年03月18日
流氷の壁
まだまだ春遠い知床ですが、最近は目に見えて雪は溶け、ほんの少しずつですが、春は近付いて来ています。
流氷が無くなってしばらく経ちますが、それでも、まだ岸に乗り上げて残ってる流氷はあります。
今冬は台風並みの低気圧が数回来て、オホーツク海が大荒れの日がありました。
その時打ち寄せる大波に乗って、直径1mはある流氷の塊からボール大の流氷が、どんどん打ち上げられ山になって行きます。その打ち上げられる威力はすさまじい物です。
流氷が去ってしばらくしてから、その氷の山に行くと、波でかなり氷の山が削られていました。
高い所では3mはあるでしょうか?
所によっては、かなりの高さの流氷壁です。
立山黒部アルペンルートや、開通時の知床峠の雪壁みたいな感じで聳える??流氷の壁。これはこれで面白いです。
今日のお客様は、毎年数回ユースに宿泊され、色んなツアーにも参加されるので、私とも結構親身な方ですが、今夏結婚が決まったとの事。
実は今日のお客様とは、以前こんな事がありました。
私がガイドとして、初めてツアーでお客様を連れて、フレペの滝ネイチャーウオークを行う前日、実際私がどんな感じでガイドをするのか、お願いして一緒に付いて来て頂いた事がありました。
その時は緊張しながら、ひととおりフレペの滝を案内しました。
その当時のガイドが終わった後、どんな感想を言われたか忘れましたが、そんな昔話をすると覚えておられ、笑っておられました(笑)
「4年ぐらい前に、フレペの滝を案内した事を覚えてますか?」
「あ~。覚えてる。もうそんなになるんだぁ~」
「あの時はデビューで、すごく緊張してたんですよ」
「その緊張してたのも覚えてる(笑)。今日はその時よりも、少しは良かったわよ」
「少しですか。。。。。」
「そうそう(笑)」
それにしても、すごく嬉しそうなのステキな笑顔は、やはり結婚されるからでしょうか????
お相手は、ユースで知り合った方だそうです。

でも、今回再度ツアーでご案内ができて、何か嬉しく思いました。
流氷が無くなってしばらく経ちますが、それでも、まだ岸に乗り上げて残ってる流氷はあります。
今冬は台風並みの低気圧が数回来て、オホーツク海が大荒れの日がありました。
その時打ち寄せる大波に乗って、直径1mはある流氷の塊からボール大の流氷が、どんどん打ち上げられ山になって行きます。その打ち上げられる威力はすさまじい物です。
流氷が去ってしばらくしてから、その氷の山に行くと、波でかなり氷の山が削られていました。
高い所では3mはあるでしょうか?
所によっては、かなりの高さの流氷壁です。
立山黒部アルペンルートや、開通時の知床峠の雪壁みたいな感じで聳える??流氷の壁。これはこれで面白いです。
今日のお客様は、毎年数回ユースに宿泊され、色んなツアーにも参加されるので、私とも結構親身な方ですが、今夏結婚が決まったとの事。
実は今日のお客様とは、以前こんな事がありました。
私がガイドとして、初めてツアーでお客様を連れて、フレペの滝ネイチャーウオークを行う前日、実際私がどんな感じでガイドをするのか、お願いして一緒に付いて来て頂いた事がありました。
その時は緊張しながら、ひととおりフレペの滝を案内しました。
その当時のガイドが終わった後、どんな感想を言われたか忘れましたが、そんな昔話をすると覚えておられ、笑っておられました(笑)
「4年ぐらい前に、フレペの滝を案内した事を覚えてますか?」
「あ~。覚えてる。もうそんなになるんだぁ~」
「あの時はデビューで、すごく緊張してたんですよ」
「その緊張してたのも覚えてる(笑)。今日はその時よりも、少しは良かったわよ」
「少しですか。。。。。」
「そうそう(笑)」
それにしても、すごく嬉しそうなのステキな笑顔は、やはり結婚されるからでしょうか????
お相手は、ユースで知り合った方だそうです。
でも、今回再度ツアーでご案内ができて、何か嬉しく思いました。
2009年03月16日
新緑の頃
“新緑”と言っても、「森の木々に新しい葉が出た」と言う訳ではありません。
最近は暖かく、どんどん雪も溶け、4月頃の様な気候です。
斜面は目に見えて地肌が見えてきました。
そんな中、緑色した青草や笹などが目立つようになりました。そう言えば、オシンコシンの滝に行った時、フキノトウが顔を出していたし。
植物は敏感に、春を感じているのですねぇ~。
そんな青草を無心で食べるエゾシカがいました。
今までは枯れ草や木の皮などばかり食べていたのですが、やはり青草が美味しいのか、そればかりを食べます。
人間が接近しても、青草を食べるのに夢中で、全く逃げる様子はありません。

お客様がエゾシカに言われました。
「草が美味しいかい?」
「・・・・。」
「エゾシカが“シカと”しましたねぇ~~・・。」
「????」
「ハッ。ハズした・・・。」
その時一瞬だけ、まだまだ春遠い、肌寒い瞬間が訪れました(悲)
最近は暖かく、どんどん雪も溶け、4月頃の様な気候です。
斜面は目に見えて地肌が見えてきました。
そんな中、緑色した青草や笹などが目立つようになりました。そう言えば、オシンコシンの滝に行った時、フキノトウが顔を出していたし。
植物は敏感に、春を感じているのですねぇ~。
そんな青草を無心で食べるエゾシカがいました。
今までは枯れ草や木の皮などばかり食べていたのですが、やはり青草が美味しいのか、そればかりを食べます。
人間が接近しても、青草を食べるのに夢中で、全く逃げる様子はありません。
お客様がエゾシカに言われました。
「草が美味しいかい?」
「・・・・。」
「エゾシカが“シカと”しましたねぇ~~・・。」
「????」
「ハッ。ハズした・・・。」
その時一瞬だけ、まだまだ春遠い、肌寒い瞬間が訪れました(悲)
2009年03月10日
サヨナラも言わず。。
3/6の暴風雪で、流氷が一気に無くなってしまいました。
温暖化の影響で、今年の流氷の量は少なく、南風が吹けばいつ無くなってもおかしくない程の弱い流氷でしたが。。。
3/6は、知床のオホーツク海一面を覆っていた流氷でしたが、6日夕方から吹き荒れた暴風雪で、7日のオホーツク海は一面が青い海。所々に流氷の残骸があるだけの、寂しい海に変わっていました。
流氷を眺めるの好きで、常に気になっていた流氷だったのに・・・。
サヨナラも言わずに去っていくなんて、かなり悲しく(大げさ?)なりました。
フレペの滝スノーシューツアーでは、知床自然センター館内に掲示してある、流氷の量(昭和45年~)をグラフで示したポスターを、お客様にご案内してますが、これを見ると、昭和と平成の流氷の量の違いが、ひと目で分かるので重宝しています。
神妙に頷くお客様もいらっしゃるので、温暖化や流氷が減ってる事について、関心を持つ方がいらっしゃるのが分かります。
今日も電話が鳴りました。
「今は流氷はありますか?」
「今は海岸に打ち上げられた流氷があるだけです」
「3/20に知床に行こうと思ってますが、流氷ウオークツアーは出来ますか?」
「多分その時は流氷は無いと思われます・・・。」
「そうですか。ちょっと待ってください・・・・。」
電話の向こうで、お客様がお友達と話してる声が聞こえます。
「(流氷無いんだって。九州に行く???)」
やっぱり、流氷サマサマなんだなぁ~~~~~。


※3/7暴風雪前後の、プユニ岬からの流氷のオホーツク海(白く見えるのが流氷)
温暖化の影響で、今年の流氷の量は少なく、南風が吹けばいつ無くなってもおかしくない程の弱い流氷でしたが。。。
3/6は、知床のオホーツク海一面を覆っていた流氷でしたが、6日夕方から吹き荒れた暴風雪で、7日のオホーツク海は一面が青い海。所々に流氷の残骸があるだけの、寂しい海に変わっていました。
流氷を眺めるの好きで、常に気になっていた流氷だったのに・・・。
サヨナラも言わずに去っていくなんて、かなり悲しく(大げさ?)なりました。
フレペの滝スノーシューツアーでは、知床自然センター館内に掲示してある、流氷の量(昭和45年~)をグラフで示したポスターを、お客様にご案内してますが、これを見ると、昭和と平成の流氷の量の違いが、ひと目で分かるので重宝しています。
神妙に頷くお客様もいらっしゃるので、温暖化や流氷が減ってる事について、関心を持つ方がいらっしゃるのが分かります。
今日も電話が鳴りました。
「今は流氷はありますか?」
「今は海岸に打ち上げられた流氷があるだけです」
「3/20に知床に行こうと思ってますが、流氷ウオークツアーは出来ますか?」
「多分その時は流氷は無いと思われます・・・。」
「そうですか。ちょっと待ってください・・・・。」
電話の向こうで、お客様がお友達と話してる声が聞こえます。
「(流氷無いんだって。九州に行く???)」
やっぱり、流氷サマサマなんだなぁ~~~~~。
※3/7暴風雪前後の、プユニ岬からの流氷のオホーツク海(白く見えるのが流氷)
2009年03月01日
流氷キャンドル
今年も遅ればせながら流氷がやってきました。
その一つを持ち帰り、穴を開けてロウソクを入れて火を付けると、ほのかな灯りの「流氷キャンドル」が出来上がります。
流氷は沢山空気を含んでいるので、アイスキャンドルとは違う、ほんわかな灯りの、心和むキャンドルが出来上がります。
以前友人の結婚式の時に、「なにか北海道の特産物がないか?」と言う連絡があったので、リクエストに答えて、馬鹿でかい流氷を送りました。
もちろん「流氷キャンドルの作り方」などの説明書付きで送りました。
すると結婚式が終わってしばらくしてから、友人から手紙が届きました。
結婚式では、新郎新婦が流氷キャンドルに点火して結婚式が始まり、また初めて流氷を見たお客様も多かったそうです。
削った流氷で、お客さに流氷オンザロックを振舞うと、これも好評。
流氷がお酒に溶けるほどに、キャンドルがロウソクの炎で溶けるほどに、静かに耳を澄ますと、流氷の中に含まれる空気がはじけ「プチプチ」と言う音が聞こえます。
もしかしたらその空気は、ロシアの空気????かもしれません。
そう思って飲んだ流氷オンザロックは、一味違ったカモ?しれません。
流氷キャンドルと流氷オンザロック、プチプチと言う空気が弾ける音を、きっとお客さんは楽しまれた事でしょう。
しかし、ここで1つ疑問が。。。。
果たして、流氷は特産物なのか???
結婚式に参加されたお客様が喜ばれた(のだろう?のではないか?)のだから、まあいいかぁ~(笑)

その一つを持ち帰り、穴を開けてロウソクを入れて火を付けると、ほのかな灯りの「流氷キャンドル」が出来上がります。
流氷は沢山空気を含んでいるので、アイスキャンドルとは違う、ほんわかな灯りの、心和むキャンドルが出来上がります。
以前友人の結婚式の時に、「なにか北海道の特産物がないか?」と言う連絡があったので、リクエストに答えて、馬鹿でかい流氷を送りました。
もちろん「流氷キャンドルの作り方」などの説明書付きで送りました。
すると結婚式が終わってしばらくしてから、友人から手紙が届きました。
結婚式では、新郎新婦が流氷キャンドルに点火して結婚式が始まり、また初めて流氷を見たお客様も多かったそうです。
削った流氷で、お客さに流氷オンザロックを振舞うと、これも好評。
流氷がお酒に溶けるほどに、キャンドルがロウソクの炎で溶けるほどに、静かに耳を澄ますと、流氷の中に含まれる空気がはじけ「プチプチ」と言う音が聞こえます。
もしかしたらその空気は、ロシアの空気????かもしれません。
そう思って飲んだ流氷オンザロックは、一味違ったカモ?しれません。
流氷キャンドルと流氷オンザロック、プチプチと言う空気が弾ける音を、きっとお客さんは楽しまれた事でしょう。
しかし、ここで1つ疑問が。。。。
果たして、流氷は特産物なのか???
結婚式に参加されたお客様が喜ばれた(のだろう?のではないか?)のだから、まあいいかぁ~(笑)