2009年08月30日
星空観察会
8月25日夜、快晴。
厨房で仕事をしていると、
「今日は星がすごいキレイだから観察会やるぞ」と声がかかった。
丁度仕事も早く終わりそうだったので、スタッフだけど参加させてもらった。
「星がキレイだから」。
それだけの理由で急遽開催される。
そんなノリが何だかおもしろい。
8月なのにフリース着て、ガイドさんについて外へ出た。
ユースから少し離れて宿の明かりが視界に入らなくなった所で空を見上げる。
そこに居た人のほとんどが、「うわぁ」って、声あげた。
完っ全に雲がなくて、月もない。
満天の星空とは、まさにこのこと。
一番星からくず星まで、空いっぱいに星が輝いて…
…それ以外には、何も無かった。
ガイドさんが星座の話を始める。
話も聞いてるけど、瞳は星空にクギづけ。
話し途中に時折流れ星が流れる。
その度に「わあ~」って、声があがる。
話すのに一生懸命で流れ星を見逃しがちになってしまうガイドさんをむしろ気の毒に思う。
座って星を眺めてた人達が
ひとり、またひとりと仰向けにひっくり返って空を見始める。
皆、星に見入っていく。
風が冷たくて体が冷えていくけど、帰るのがもったいない。
こんな星空、次はいったいいつ見られるんだろう。。。
関係ないけど、今日の夕方ユースから見えた夕映え。

厨房で仕事をしていると、
「今日は星がすごいキレイだから観察会やるぞ」と声がかかった。
丁度仕事も早く終わりそうだったので、スタッフだけど参加させてもらった。
「星がキレイだから」。
それだけの理由で急遽開催される。
そんなノリが何だかおもしろい。
8月なのにフリース着て、ガイドさんについて外へ出た。
ユースから少し離れて宿の明かりが視界に入らなくなった所で空を見上げる。
そこに居た人のほとんどが、「うわぁ」って、声あげた。
完っ全に雲がなくて、月もない。
満天の星空とは、まさにこのこと。
一番星からくず星まで、空いっぱいに星が輝いて…
…それ以外には、何も無かった。
ガイドさんが星座の話を始める。
話も聞いてるけど、瞳は星空にクギづけ。
話し途中に時折流れ星が流れる。
その度に「わあ~」って、声があがる。
話すのに一生懸命で流れ星を見逃しがちになってしまうガイドさんをむしろ気の毒に思う。
座って星を眺めてた人達が
ひとり、またひとりと仰向けにひっくり返って空を見始める。
皆、星に見入っていく。
風が冷たくて体が冷えていくけど、帰るのがもったいない。
こんな星空、次はいったいいつ見られるんだろう。。。
関係ないけど、今日の夕方ユースから見えた夕映え。
Posted by iwaobetsu at
23:03
│Comments(0)
2009年08月27日
樹とトリカブト
こんばんは。今日の担当メグです。
お盆も終わり、こちらは大分落ち着きました。
先日、お休みを頂きとあるところへ。。。
森なんですけどね、樹を見に行ってきました。
樹齢300年位といわれてるみたいです。

『デカイ・・・ヤチダモ』
普段、ツアーの中でツリーイグをさせていただいてます。
登らせていただいてる樹はカツラと言う樹で、樹齢300年~350年位だと
勝手に思っているのですが、ココのヤチダモさんも凛としていてカッコイかった。
樹も花もそうですけど、ソコにいるのは凄い事なんだってこと。
億とか兆とかのそれ以上の確率で、ココにいるってこと。
そう思うと心がグッとしびれて、目には涙が・・・。
私たち人間もそうなんだよなぁ~。
私、今生きてる。
いっぱい泣いて、いっぱい笑って、色んな人に支えられて生きてる。
それって、すごくすごく幸せなんだって思う。
岩尾別に来て9ヶ月。
お父さん、お母さん、空、友達、常連さん、お客さん、スタッフのみんな、ペアレント
みんなみんな、いつもありがとう。
これからも宜しくお願い致します。
そうそう、帰り道になんと!!『トリカブト』発見コロンブス!!
都会っ子育ちの私は嬉しくて、撮影会でしたよ。

それでは、チャオ
お盆も終わり、こちらは大分落ち着きました。
先日、お休みを頂きとあるところへ。。。
森なんですけどね、樹を見に行ってきました。
樹齢300年位といわれてるみたいです。
『デカイ・・・ヤチダモ』
普段、ツアーの中でツリーイグをさせていただいてます。
登らせていただいてる樹はカツラと言う樹で、樹齢300年~350年位だと
勝手に思っているのですが、ココのヤチダモさんも凛としていてカッコイかった。
樹も花もそうですけど、ソコにいるのは凄い事なんだってこと。
億とか兆とかのそれ以上の確率で、ココにいるってこと。
そう思うと心がグッとしびれて、目には涙が・・・。
私たち人間もそうなんだよなぁ~。
私、今生きてる。
いっぱい泣いて、いっぱい笑って、色んな人に支えられて生きてる。
それって、すごくすごく幸せなんだって思う。
岩尾別に来て9ヶ月。
お父さん、お母さん、空、友達、常連さん、お客さん、スタッフのみんな、ペアレント
みんなみんな、いつもありがとう。
これからも宜しくお願い致します。
そうそう、帰り道になんと!!『トリカブト』発見コロンブス!!
都会っ子育ちの私は嬉しくて、撮影会でしたよ。
それでは、チャオ
Posted by iwaobetsu at
23:14
│Comments(0)
2009年08月26日
子供たち
あっと言う間に8月も下旬になりました。
毎日慌ただしく、あっと言う間に日々過ぎた感じで・・・・。
ふと外に目をやると、6月に生まれた子ジカや子ギツネ、7月に孵化したオオセグロカモメ(シーカヤック中に)のヒナも、いつの間にかカナリ大きくなり、遊び回っています。
子ジカは見るもの全てが珍しいのか、お母さんジカの心配をよそに走り回り、余りにも遠くに行くと、お母さんジカが心配をして、子ジカを探すために鳴いたりします。
人間の姿を見ると、「何者か分からないけど、怖いけどなんだろう???」と言った感じで見つめます。
でも、怖いのでスグにお母さんジカの側に行って、甘えたりしますが。。。

今年は2頭の兄弟子ギツネが、毎日道路で遊んでいました。
特に夜間は、車のライトに蛾などの昆虫などが集まるので、その昆虫が車に当たって死んでしまいます。
そんな死んだ昆虫は、子ギツネの良いご飯になるので、苦労せずに昆虫が食べれるのも良いですが、平気で車の前に出たりして大変危険です。
しかし、ある日を境に、1頭の子ギツネしか見なくなりました。
昨年の話ですが、おそらく同じ親子から生まれた2頭の子ギツネがいました。
しかし、その内1頭が車で轢かれてしまいました。
たまたま偶然その側を通過した時、兄弟のもう一頭が、轢かれてしまった子ギツネのそばに寄り添っていました。
さっきまで一緒に遊んでいた兄弟の子ギツネが、急に動かなくなって、なぜそうなったのか、彼は分からなかったのでしょう。

7月の上旬に孵化したオオセグロカモメのヒナは、最初は卵くらいの大きさしかなく、とてもかわいらしい姿で居ました。
しかしヒナの敵は多く、日々数が減っていきます。カラスに食べられたり、海に流されてしまったり。
7月の下旬になると、親鳥の半分くらい大きさにまで成長しましたが、ヒナの数は半分位まで減っていました。
8月になると、最初の3割ほどまで数が減ってしまいました。でも、残ったヒナは親鳥くらいまで成長し、海で泳いだり、飛ぶ事も出来るようになりました。

シカもキツネもカモメも、生まれた時は非常に弱々しいですが、成長の早さには驚きです。
シカは、生まれて30分で立てるようになり、1時間程で歩けるようになります。
生まれたての彼らは弱い動物。しかし、「それくらい早く成長しないと、この厳しい自然界では、生きていけないから」それだけ早く成長するのでしょう。
お盆になると、北海道は秋の気配が感じられるようになります。
川には秋の風物詩、カラフトマスも遡上して来ました。
毎日めまぐるしく移り変わる自然の中で、毎年決まった時に、決まった感じで自然は動いていますが、よく考えると不思議と言うか、誰がこんな素晴らしいシステムを作り上げたのでしょうか。
そんな自然が間近で観察できる知床は、本当に素晴らしい所である、と言う事を、改めて思いました。
担当:糸賀
毎日慌ただしく、あっと言う間に日々過ぎた感じで・・・・。
ふと外に目をやると、6月に生まれた子ジカや子ギツネ、7月に孵化したオオセグロカモメ(シーカヤック中に)のヒナも、いつの間にかカナリ大きくなり、遊び回っています。
子ジカは見るもの全てが珍しいのか、お母さんジカの心配をよそに走り回り、余りにも遠くに行くと、お母さんジカが心配をして、子ジカを探すために鳴いたりします。
人間の姿を見ると、「何者か分からないけど、怖いけどなんだろう???」と言った感じで見つめます。
でも、怖いのでスグにお母さんジカの側に行って、甘えたりしますが。。。
今年は2頭の兄弟子ギツネが、毎日道路で遊んでいました。
特に夜間は、車のライトに蛾などの昆虫などが集まるので、その昆虫が車に当たって死んでしまいます。
そんな死んだ昆虫は、子ギツネの良いご飯になるので、苦労せずに昆虫が食べれるのも良いですが、平気で車の前に出たりして大変危険です。
しかし、ある日を境に、1頭の子ギツネしか見なくなりました。
昨年の話ですが、おそらく同じ親子から生まれた2頭の子ギツネがいました。
しかし、その内1頭が車で轢かれてしまいました。
たまたま偶然その側を通過した時、兄弟のもう一頭が、轢かれてしまった子ギツネのそばに寄り添っていました。
さっきまで一緒に遊んでいた兄弟の子ギツネが、急に動かなくなって、なぜそうなったのか、彼は分からなかったのでしょう。
7月の上旬に孵化したオオセグロカモメのヒナは、最初は卵くらいの大きさしかなく、とてもかわいらしい姿で居ました。
しかしヒナの敵は多く、日々数が減っていきます。カラスに食べられたり、海に流されてしまったり。
7月の下旬になると、親鳥の半分くらい大きさにまで成長しましたが、ヒナの数は半分位まで減っていました。
8月になると、最初の3割ほどまで数が減ってしまいました。でも、残ったヒナは親鳥くらいまで成長し、海で泳いだり、飛ぶ事も出来るようになりました。
シカもキツネもカモメも、生まれた時は非常に弱々しいですが、成長の早さには驚きです。
シカは、生まれて30分で立てるようになり、1時間程で歩けるようになります。
生まれたての彼らは弱い動物。しかし、「それくらい早く成長しないと、この厳しい自然界では、生きていけないから」それだけ早く成長するのでしょう。
お盆になると、北海道は秋の気配が感じられるようになります。
川には秋の風物詩、カラフトマスも遡上して来ました。
毎日めまぐるしく移り変わる自然の中で、毎年決まった時に、決まった感じで自然は動いていますが、よく考えると不思議と言うか、誰がこんな素晴らしいシステムを作り上げたのでしょうか。
そんな自然が間近で観察できる知床は、本当に素晴らしい所である、と言う事を、改めて思いました。
担当:糸賀
2009年08月22日
しばしの別離
久々の休みをもらったのが、19日水曜日、午前休。
ギリギリセーフ。早朝カヤックについて行ける。
最後のチャンス。朝早く起きるのはちょっとキツイけど、行くしかない。
前日の天気予報では、曇り。
当日、朝起きて空を見上げるとなんと青空が覗いている。ラッキー。
1年前、会社員してる時までは日常的に起きていた4時台の空気を吸い込んで、
気持ちの良い朝を迎えた。
「2人艇の前はヤダよ!」と、ガイドさんに念を押していた為
希望通り、後ろへ回してもらえた。
やっぱりカヤックは自分で操作しなきゃぁ♪
初めての、早朝の海を漕ぐ。
風は無く、ベタ凪。
話に聞いてはいたけど、思ってた以上に鳥が多い。
無数のアマツバメが飽きることなく飛び回っている。
余所見が増えて、
前に乗ってる方とのパドルの動きが合いづらくなっては、あせって直す。
やがて見えてきた、滝。男の涙。
計ったようにちょうど陽の光が射して(実際、図ってたのかも?)、
断崖から落ちる滝の水が光って見えた。
思わず夢中で写真を撮ってしまう。
どうやったら光が写るのか分からなくて、でも写したくて。
”花火モード”なんて使ってみたり。

…写真の出来は、さておき(笑)
この夏の早朝カヤックはもう終わりだけど、
きっと来年も、こんな風に光ってるんだろうな。。。
担当:陽子
ギリギリセーフ。早朝カヤックについて行ける。
最後のチャンス。朝早く起きるのはちょっとキツイけど、行くしかない。
前日の天気予報では、曇り。
当日、朝起きて空を見上げるとなんと青空が覗いている。ラッキー。
1年前、会社員してる時までは日常的に起きていた4時台の空気を吸い込んで、
気持ちの良い朝を迎えた。
「2人艇の前はヤダよ!」と、ガイドさんに念を押していた為
希望通り、後ろへ回してもらえた。
やっぱりカヤックは自分で操作しなきゃぁ♪
初めての、早朝の海を漕ぐ。
風は無く、ベタ凪。
話に聞いてはいたけど、思ってた以上に鳥が多い。
無数のアマツバメが飽きることなく飛び回っている。
余所見が増えて、
前に乗ってる方とのパドルの動きが合いづらくなっては、あせって直す。
やがて見えてきた、滝。男の涙。
計ったようにちょうど陽の光が射して(実際、図ってたのかも?)、
断崖から落ちる滝の水が光って見えた。
思わず夢中で写真を撮ってしまう。
どうやったら光が写るのか分からなくて、でも写したくて。
”花火モード”なんて使ってみたり。
…写真の出来は、さておき(笑)
この夏の早朝カヤックはもう終わりだけど、
きっと来年も、こんな風に光ってるんだろうな。。。
担当:陽子
Posted by iwaobetsu at
23:06
│Comments(0)
2009年08月20日
シーカヤックで蜃気楼現象
「あっ。。太陽が四角くなってるぅ~~~。」
サンセットシーカヤックツアーで、オホーツク海に沈む夕陽が、四角く見えました。
でも、決して太陽が四角くなった訳でなく、これは蜃気楼が太陽の上に出た現象。しいて言えば、太陽の上を「びよ~ん」と伸ばした様な感じの蜃気楼。上位蜃気楼現象です。
オホーツク海以外では、富山湾や琵琶湖でしか見れない現象です。
冷たいオホーツクの海で、暖かい空気が冷やされ、その冷たい空気と暖かい空気の層が、この様な蜃気楼現象を発生させます。
オホーツク海に沈む夕陽が、徐々に茶巾型になってきました。

オホーツク海に沈む頃には、四角くなりました。

最後は鍋のフタの形になりました。

この間約5分ほど。
シーカヤックで断崖や滝を見ただけでも満喫できるのに、最後は夕陽に蜃気楼現象が見れ、今日のお客様は、シーカヤックツアーをフルコースで満喫できたかと思います。
こんな不思議な現象を見る事が出来て、本当にラッキー。
「やはり世界遺産の知床だから、素晴らしいものが見れましたよ」
とお客様はおっしゃられました。
世界遺産だから、蜃気楼が見れる訳では無いですが、でも、流氷がオホーツク海を冷やしている事も、蜃気楼が見れる要因の1つであるかもしれません。
カヤックから降りても、まだ余韻が残っている感じがします。
「やっぱ知床は、色んなものが見れて、凄いなぁ~。」
改めて思いました。
担当:糸賀
サンセットシーカヤックツアーで、オホーツク海に沈む夕陽が、四角く見えました。
でも、決して太陽が四角くなった訳でなく、これは蜃気楼が太陽の上に出た現象。しいて言えば、太陽の上を「びよ~ん」と伸ばした様な感じの蜃気楼。上位蜃気楼現象です。
オホーツク海以外では、富山湾や琵琶湖でしか見れない現象です。
冷たいオホーツクの海で、暖かい空気が冷やされ、その冷たい空気と暖かい空気の層が、この様な蜃気楼現象を発生させます。
オホーツク海に沈む夕陽が、徐々に茶巾型になってきました。
オホーツク海に沈む頃には、四角くなりました。
最後は鍋のフタの形になりました。
この間約5分ほど。
シーカヤックで断崖や滝を見ただけでも満喫できるのに、最後は夕陽に蜃気楼現象が見れ、今日のお客様は、シーカヤックツアーをフルコースで満喫できたかと思います。
こんな不思議な現象を見る事が出来て、本当にラッキー。
「やはり世界遺産の知床だから、素晴らしいものが見れましたよ」
とお客様はおっしゃられました。
世界遺産だから、蜃気楼が見れる訳では無いですが、でも、流氷がオホーツク海を冷やしている事も、蜃気楼が見れる要因の1つであるかもしれません。
カヤックから降りても、まだ余韻が残っている感じがします。
「やっぱ知床は、色んなものが見れて、凄いなぁ~。」
改めて思いました。
担当:糸賀
2009年08月18日
知床五湖遊歩道について
夏風邪にノックアウトされやっと復活のヒロです。
寝込んでいる間、事件発生。
夕方ベッドで横になっていると、窓の外でガサガサ物音が。
まぁシカだろう、と普段なら見向きもしないところを、この日は寝疲れてめっきりご無沙汰となっていた外の景色を覗いてみました。
!
熊ぢゃん・・・!
親子で。
窓1枚を隔てて、その距離わずか1メートル足らず。
目の前を小熊がのそのそ草を食みながら歩いて行きます。
母熊はわが子の様子を数メートル離れた場所から眺めていましたが、こちらの気配に気付いてかどうなのか、たまに後ろを振り返りながら斜面を登っていってしまいました。
写真も慌てて撮ってみたものの、網戸越しであまり写りは良くない・・・。
知床へ来て早5ヶ月あまり。
エゾシカやキタキツネの存在がすっかり日常となってしまったけれど、ヒグマはまだまだ私にとって非日常の存在です。
あの存在感はいつまで経っても日常となることはないのでしょう。
そのヒグマにより6月から閉鎖となっていた知床五湖・3~5湖遊歩道について朗報です。
明日19日に電気柵が撤去され、翌20日に3~5湖遊歩道の利用が再開予定となったそうです。
あくまで予定ですが、これは嬉しい情報ですね。
まだ確定ではないので、もしお出かけの際は改めてご確認の上お願い致します。
担当:ヒロ
寝込んでいる間、事件発生。
夕方ベッドで横になっていると、窓の外でガサガサ物音が。
まぁシカだろう、と普段なら見向きもしないところを、この日は寝疲れてめっきりご無沙汰となっていた外の景色を覗いてみました。
!
熊ぢゃん・・・!
親子で。
窓1枚を隔てて、その距離わずか1メートル足らず。
目の前を小熊がのそのそ草を食みながら歩いて行きます。
母熊はわが子の様子を数メートル離れた場所から眺めていましたが、こちらの気配に気付いてかどうなのか、たまに後ろを振り返りながら斜面を登っていってしまいました。
写真も慌てて撮ってみたものの、網戸越しであまり写りは良くない・・・。
知床へ来て早5ヶ月あまり。
エゾシカやキタキツネの存在がすっかり日常となってしまったけれど、ヒグマはまだまだ私にとって非日常の存在です。
あの存在感はいつまで経っても日常となることはないのでしょう。
そのヒグマにより6月から閉鎖となっていた知床五湖・3~5湖遊歩道について朗報です。
明日19日に電気柵が撤去され、翌20日に3~5湖遊歩道の利用が再開予定となったそうです。
あくまで予定ですが、これは嬉しい情報ですね。
まだ確定ではないので、もしお出かけの際は改めてご確認の上お願い致します。
担当:ヒロ
2009年08月16日
玄関好き
玄関掃除をする事が多い、今日この頃。
先日、外に放り出していたスノコを中へ入れようと
よっこらしょ。と、持ち上げたその目の前を。
なんとでっかいオジロワシ。
毛のフサフサまでよく見える程の距離を
目の覚めるような存在感で横切った。
うわ~・・・と見上げたその空の
澄んだ青さがワシを鮮やかに映えさせて
掃除中の体の重さは消えて無くなった。
夜。
ひとり、玄関前を通る時。
客としてここに来ていた時の事を思い出す。
”しん”とした玄関を見ると、
日中慌ただしくて、何も考えられなかった様な日でも
「あぁ、岩尾別だぁ。」って
実感する。
玄関のイスで一杯呑んでぼうっとする。
たまに、鹿が顔を出す。
もう、疲れは感じない。
笑顔になって、布団に入る。
さて、…おやすみなさい。
担当:陽子
(土曜担当ですが、アップが日付回ってしまいました(汗))
先日、外に放り出していたスノコを中へ入れようと
よっこらしょ。と、持ち上げたその目の前を。
なんとでっかいオジロワシ。
毛のフサフサまでよく見える程の距離を
目の覚めるような存在感で横切った。
うわ~・・・と見上げたその空の
澄んだ青さがワシを鮮やかに映えさせて
掃除中の体の重さは消えて無くなった。
夜。
ひとり、玄関前を通る時。
客としてここに来ていた時の事を思い出す。
”しん”とした玄関を見ると、
日中慌ただしくて、何も考えられなかった様な日でも
「あぁ、岩尾別だぁ。」って
実感する。
玄関のイスで一杯呑んでぼうっとする。
たまに、鹿が顔を出す。
もう、疲れは感じない。
笑顔になって、布団に入る。
さて、…おやすみなさい。
担当:陽子
(土曜担当ですが、アップが日付回ってしまいました(汗))
Posted by iwaobetsu at
00:04
│Comments(1)
2009年08月13日
サンセットシーカヤックツアー
辺りは夕焼け色に染まってきました。
オホーツク海の向こうに、オレンジ色した太陽が沈もうとしています。
今日は快晴で、波も風も無い穏やかな日。海に雲が映るくらいの、穏やかな海の上で、シーカヤックに乗って夕陽が沈むのを待ちました。
夕陽からカヤックまで、オレンジ色の光の道が続いています。お客様はその様を、一心に見つめらっしゃいます。
聞こえるのは波の音にカモメ達の鳴き声。自然の音しか聞こえません。
何も言わなくても、何も話さなくても、その自然の音だけで心が癒され、まるで今日の疲れも無くなるようです。
ゆっくりと夕陽が、オホーツク海の果てに沈んで行きます。
今日は海上にも雲ひとつないので、完全に海に沈む夕陽が見られそうです。
少しずつ、夕陽がオホーツク海の果てに沈んでいく。。。。
夕陽が完全に沈むと、「おおっ、みんなそこにいたか?」と言った感じで辺りを見回しました。
一心で夕陽を見つめていたので、いつの間にか心を奪われていたのかもしれません。
皆さん満足満腹顔。素晴らしく良いものを見る事が出来て、大満足そうです。
早朝シーカヤックツアーも良いですが、素晴らしい夕陽が見れるサンセットシーカヤックツアーも、なかなか良いものです。ただし、“晴れれば“ですが。。。
担当:糸賀

オホーツク海の向こうに、オレンジ色した太陽が沈もうとしています。
今日は快晴で、波も風も無い穏やかな日。海に雲が映るくらいの、穏やかな海の上で、シーカヤックに乗って夕陽が沈むのを待ちました。
夕陽からカヤックまで、オレンジ色の光の道が続いています。お客様はその様を、一心に見つめらっしゃいます。
聞こえるのは波の音にカモメ達の鳴き声。自然の音しか聞こえません。
何も言わなくても、何も話さなくても、その自然の音だけで心が癒され、まるで今日の疲れも無くなるようです。
ゆっくりと夕陽が、オホーツク海の果てに沈んで行きます。
今日は海上にも雲ひとつないので、完全に海に沈む夕陽が見られそうです。
少しずつ、夕陽がオホーツク海の果てに沈んでいく。。。。
夕陽が完全に沈むと、「おおっ、みんなそこにいたか?」と言った感じで辺りを見回しました。
一心で夕陽を見つめていたので、いつの間にか心を奪われていたのかもしれません。
皆さん満足満腹顔。素晴らしく良いものを見る事が出来て、大満足そうです。
早朝シーカヤックツアーも良いですが、素晴らしい夕陽が見れるサンセットシーカヤックツアーも、なかなか良いものです。ただし、“晴れれば“ですが。。。
担当:糸賀
2009年08月10日
佇む (たたずむ)
「今回ふと思いたったイキオイで、旅行に来たんですよねぇ~」
と、この日早朝シーカヤックと知床五湖ネイチャーウオークツアーに参加されたお客様が、そうおっしゃられました。
きっと仕事のストレスとかが溜まり、それを解消するために旅行にいらした感じもしました。
しかし、この日は深い霧が立ち込める日。
朝5時の天気は、どんよりとした曇り空。今にも雨が降りそう。。。。
海はかなりの“ウネリ”はあるし、さらに砕け波。
カヤックツアーを実施しましたが、この日は常に漕いでいないとイケナイ感じのツアーでした。
知床五湖ネイチャーウオークツアーも、深い霧が立ち込めていて、知床第一湖の展望台から景色を眺めても、対岸の景色はおろか、2m先も見えませんでした。
「深い霧。。。晴れているとどんな景色ですか?」
と質問されました。
「対岸には森があって・・・・。」
観光ガイドの知床五湖の写真は、いつも晴れたキレイな景色が貼ってあるので、みなさんはいつ来ても、そんなキレイな景色が望めると思われるのでしょう。
霧の知床第一湖の展望台から、しばらく霧が晴れるのを待ちましたが、一向に霧は晴れる気配がありません。
(きれいな景色を見せてあげたいけど、この霧ではなぁ~)
「ちょっとそこで待っていて貰えますか?」
と私はそう言い、霧の中に佇むお客様の姿を撮影しました。
湖面には、逆さにお客様の影が映っています。
そしてバックの白い霧が、なんとも幻想的な印象を与えます。
撮った写真をお客様にお見せすると、
「わぁ~凄い。モデルみたいですねぇ~笑」
自分で撮って言うのもなんですが、思ったより好評だった気がしました。
その数日後、ユースホステルに泊まられたお客様が、早朝シーカヤックツアーに参加されました。
そのお客様は、先日私が早朝シーカヤックと知床五湖を案内したお客様と美瑛で会われ、知床で過ごした事を話されたそうです。
そして、私が霧の知床第一湖で映した写真を見て、知床にいらしたとの事。
「あっそう言えば、美瑛より知床で過ごした時間の方が良かった。岩尾別での出来事があって、本当に楽しかった。と言っておられましたよ」
そうおっしゃられました。
帰ってから改めて霧の知床第一湖で映した写真を見ると、確かに、なかなか良いかも??(笑)
そんなに喜ばれているとは知りませんでしたが、それを聴いて、この日はなんだかとても嬉しく思いました。
そう言えば、「次は流氷ウオークしたいっっ。。。」って、言ってらしたなぁ~~(笑)
担当:糸賀

と、この日早朝シーカヤックと知床五湖ネイチャーウオークツアーに参加されたお客様が、そうおっしゃられました。
きっと仕事のストレスとかが溜まり、それを解消するために旅行にいらした感じもしました。
しかし、この日は深い霧が立ち込める日。
朝5時の天気は、どんよりとした曇り空。今にも雨が降りそう。。。。
海はかなりの“ウネリ”はあるし、さらに砕け波。
カヤックツアーを実施しましたが、この日は常に漕いでいないとイケナイ感じのツアーでした。
知床五湖ネイチャーウオークツアーも、深い霧が立ち込めていて、知床第一湖の展望台から景色を眺めても、対岸の景色はおろか、2m先も見えませんでした。
「深い霧。。。晴れているとどんな景色ですか?」
と質問されました。
「対岸には森があって・・・・。」
観光ガイドの知床五湖の写真は、いつも晴れたキレイな景色が貼ってあるので、みなさんはいつ来ても、そんなキレイな景色が望めると思われるのでしょう。
霧の知床第一湖の展望台から、しばらく霧が晴れるのを待ちましたが、一向に霧は晴れる気配がありません。
(きれいな景色を見せてあげたいけど、この霧ではなぁ~)
「ちょっとそこで待っていて貰えますか?」
と私はそう言い、霧の中に佇むお客様の姿を撮影しました。
湖面には、逆さにお客様の影が映っています。
そしてバックの白い霧が、なんとも幻想的な印象を与えます。
撮った写真をお客様にお見せすると、
「わぁ~凄い。モデルみたいですねぇ~笑」
自分で撮って言うのもなんですが、思ったより好評だった気がしました。
その数日後、ユースホステルに泊まられたお客様が、早朝シーカヤックツアーに参加されました。
そのお客様は、先日私が早朝シーカヤックと知床五湖を案内したお客様と美瑛で会われ、知床で過ごした事を話されたそうです。
そして、私が霧の知床第一湖で映した写真を見て、知床にいらしたとの事。
「あっそう言えば、美瑛より知床で過ごした時間の方が良かった。岩尾別での出来事があって、本当に楽しかった。と言っておられましたよ」
そうおっしゃられました。
帰ってから改めて霧の知床第一湖で映した写真を見ると、確かに、なかなか良いかも??(笑)
そんなに喜ばれているとは知りませんでしたが、それを聴いて、この日はなんだかとても嬉しく思いました。
そう言えば、「次は流氷ウオークしたいっっ。。。」って、言ってらしたなぁ~~(笑)
担当:糸賀
2009年08月08日
出掛けたい
岩尾別では携帯が通じない…と、いうのは有名(?)な事だと思いますが、
最近じゃ宿からさっぱり出られない為、先日
ガイドさんに私の携帯を同行させてもらいました。
帰って来た携帯クンを見ると、受信あり、の表示。
よしよし、このメールが見たかったのよ。
と、メールを読んでみると。
「続きあり 受信して下さい」
・・・・・・。
…携帯から開放されたい皆様、ぜひ岩尾別へ遊びに来て下さい(笑)
P.S.続きは、今日無事に受信できました。送信日から実に1週間が経過していました。
担当:陽子
最近じゃ宿からさっぱり出られない為、先日
ガイドさんに私の携帯を同行させてもらいました。
帰って来た携帯クンを見ると、受信あり、の表示。
よしよし、このメールが見たかったのよ。
と、メールを読んでみると。
「続きあり 受信して下さい」
・・・・・・。
…携帯から開放されたい皆様、ぜひ岩尾別へ遊びに来て下さい(笑)
P.S.続きは、今日無事に受信できました。送信日から実に1週間が経過していました。
担当:陽子
Posted by iwaobetsu at
23:06
│Comments(0)
2009年08月07日
秋色
今日のブログ担当メグです。
いやぁー ブログずっとサボってしまいました。
7月から8月に入っても知床はずっと雨ばっかりでしたが
昨日、今日と気温も高くいい天気になり久しぶりの太陽でしたよ。
だけど、空にある雲は、秋の雲でした。
イタドリも紅葉始めたのか、赤く色づいています。
知床には夏があったのか?これからか?分かりませんが。。。
でも、昨日は浜に1時間半くらいいましたが、バッチリ日焼けもしました!!
浜鍋を海岸でしたお客様はわかるかと思いますが、まさに
プライベートビーチの様な場所。
1人でいると開放的になってしまうんですよねぇ~
おぉー写真が無いのが残念です。
それでは、おやすみなさい☆
チャオ!
Posted by iwaobetsu at
00:09
│Comments(4)
2009年08月04日
蝉の羽化祭り
昨日、岩尾別ユースホステルのツアー新メニュー!
ポンホロ沼ツアー1本目がありました。
熊の遭遇率50%のツアーです。
・・・と言っても、1回/2回なんですけど(笑)
しかししかし
ヒグマは逢わなかったですけど、クマゲラは逢いましたよ。
鳴き声に、ドラミングに、
近くに居るのは分かっていたので、注意深く見ていると・・・
案の定、あたりで一番大きな枯れ木の上のほうでつついてましたよ。
それとですね~
タイトルにあるとおり、
そこらじゅうのトドマツで蝉が羽化していたのですよ。
7年間の土中生活を終えたセミ達の一斉の羽化。
出てきたばかりのエメラルドグリーンに透けた姿は宝石みたいで。
いいタイミングでツアーができたなぁ♪
ポンホロ沼ツアー1本目がありました。
熊の遭遇率50%のツアーです。
・・・と言っても、1回/2回なんですけど(笑)
しかししかし
ヒグマは逢わなかったですけど、クマゲラは逢いましたよ。
鳴き声に、ドラミングに、
近くに居るのは分かっていたので、注意深く見ていると・・・
案の定、あたりで一番大きな枯れ木の上のほうでつついてましたよ。
それとですね~
タイトルにあるとおり、
そこらじゅうのトドマツで蝉が羽化していたのですよ。
7年間の土中生活を終えたセミ達の一斉の羽化。
出てきたばかりのエメラルドグリーンに透けた姿は宝石みたいで。
いいタイミングでツアーができたなぁ♪
Posted by iwaobetsu at
00:18
│Comments(1)
2009年08月01日
8月です。
今日、8月1日土曜日は、素晴らしい青空でした。
真夏のイメージで空を見上げると、関東よりずっと空が高い事に驚かされます。
月日が経つのは早いもので、知床に来てヘルパーをするようになってからひと月が経ちました。
仕事の合間をぬって貰った休憩時間のさらに合間をぬって、車で少し宿から離れてみました。
雲の陰が少~しだけ映っている知床連山がドカンと見えて、キッチリと陽が射していて、でも風は冷たくて。
気持ちが良くて、つい手を車の窓から出しながら運転してしまいました。
昔、中学生だった頃に好きだった人が、車に乗っている時「風をつかむ」と言ってよく手を出していた事を思い出します。
あの頃の彼のマネをして風を手にうけながら、気付いたら笑顔になっていました。
毎日宿の中からほとんど出られず働いている方が、毎日の様に外に出ているガイドさん達よりもお客様に近い気持ちで景色を見られるんだろうなぁ、と思って少しうれしくなりました。
…しかし、まぁ。
何はさておいても。
今日の様な良い天気の中での早朝カヤックは”うらやましい”の一言につきますが(笑)
真夏のイメージで空を見上げると、関東よりずっと空が高い事に驚かされます。
月日が経つのは早いもので、知床に来てヘルパーをするようになってからひと月が経ちました。
仕事の合間をぬって貰った休憩時間のさらに合間をぬって、車で少し宿から離れてみました。
雲の陰が少~しだけ映っている知床連山がドカンと見えて、キッチリと陽が射していて、でも風は冷たくて。
気持ちが良くて、つい手を車の窓から出しながら運転してしまいました。
昔、中学生だった頃に好きだった人が、車に乗っている時「風をつかむ」と言ってよく手を出していた事を思い出します。
あの頃の彼のマネをして風を手にうけながら、気付いたら笑顔になっていました。
毎日宿の中からほとんど出られず働いている方が、毎日の様に外に出ているガイドさん達よりもお客様に近い気持ちで景色を見られるんだろうなぁ、と思って少しうれしくなりました。
…しかし、まぁ。
何はさておいても。
今日の様な良い天気の中での早朝カヤックは”うらやましい”の一言につきますが(笑)
Posted by iwaobetsu at
22:57
│Comments(0)