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2009年08月26日

子供たち

 あっと言う間に8月も下旬になりました。
 毎日慌ただしく、あっと言う間に日々過ぎた感じで・・・・。

 ふと外に目をやると、6月に生まれた子ジカや子ギツネ、7月に孵化したオオセグロカモメ(シーカヤック中に)のヒナも、いつの間にかカナリ大きくなり、遊び回っています。

 子ジカは見るもの全てが珍しいのか、お母さんジカの心配をよそに走り回り、余りにも遠くに行くと、お母さんジカが心配をして、子ジカを探すために鳴いたりします。

 人間の姿を見ると、「何者か分からないけど、怖いけどなんだろう???」と言った感じで見つめます。
 でも、怖いのでスグにお母さんジカの側に行って、甘えたりしますが。。。



子供たち







 今年は2頭の兄弟子ギツネが、毎日道路で遊んでいました。
 特に夜間は、車のライトに蛾などの昆虫などが集まるので、その昆虫が車に当たって死んでしまいます。

 そんな死んだ昆虫は、子ギツネの良いご飯になるので、苦労せずに昆虫が食べれるのも良いですが、平気で車の前に出たりして大変危険です。

 しかし、ある日を境に、1頭の子ギツネしか見なくなりました。




 昨年の話ですが、おそらく同じ親子から生まれた2頭の子ギツネがいました。
 しかし、その内1頭が車で轢かれてしまいました。
 たまたま偶然その側を通過した時、兄弟のもう一頭が、轢かれてしまった子ギツネのそばに寄り添っていました。

 さっきまで一緒に遊んでいた兄弟の子ギツネが、急に動かなくなって、なぜそうなったのか、彼は分からなかったのでしょう。



子供たち







 7月の上旬に孵化したオオセグロカモメのヒナは、最初は卵くらいの大きさしかなく、とてもかわいらしい姿で居ました。
 しかしヒナの敵は多く、日々数が減っていきます。カラスに食べられたり、海に流されてしまったり。

 7月の下旬になると、親鳥の半分くらい大きさにまで成長しましたが、ヒナの数は半分位まで減っていました。

 8月になると、最初の3割ほどまで数が減ってしまいました。でも、残ったヒナは親鳥くらいまで成長し、海で泳いだり、飛ぶ事も出来るようになりました。


子供たち







 シカもキツネもカモメも、生まれた時は非常に弱々しいですが、成長の早さには驚きです。
 シカは、生まれて30分で立てるようになり、1時間程で歩けるようになります。

 生まれたての彼らは弱い動物。しかし、「それくらい早く成長しないと、この厳しい自然界では、生きていけないから」それだけ早く成長するのでしょう。




 お盆になると、北海道は秋の気配が感じられるようになります。
 川には秋の風物詩、カラフトマスも遡上して来ました。

 毎日めまぐるしく移り変わる自然の中で、毎年決まった時に、決まった感じで自然は動いていますが、よく考えると不思議と言うか、誰がこんな素晴らしいシステムを作り上げたのでしょうか。


 そんな自然が間近で観察できる知床は、本当に素晴らしい所である、と言う事を、改めて思いました。


担当:糸賀



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