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Posted by naturum at

2010年07月16日

ケイマフリ

 カヤックツアーを行なっていると、プユニ岬付近でよくケイマフリに会います。

 目の周りが白い、赤い足が特徴の海鳥ですが、数が少なく、絶滅危惧種にも指定されています。
 しかし知床では、普段は海上で生活する彼らも、5~7月は断崖で繁殖するので、その時期なら海で泳いでいる姿を、カヤックツアーで普通に観察する事が出来ます。

 5月はオスとメスが、タンチョウの様に“鳴き交わし”をして求愛行動をしている姿も見れるので、いつもツアー時には気にしていました。


 ケイマフリが飛んでいる時赤い足をお客様に見て貰うのも、ツアーの案内の一つです。



 オオセグロカモメやウミウより、ケイマフリの方がはるかにかわいらしく、お客様にも人気があるのですが。。。。




 
 7月になって、だんだん彼らの姿が減ってきました。

 ヒナが巣立ってきて、繁殖も終わりになってきているのでしょう。



 7月も下旬になれば、殆どケイマフリの姿も見る事は無くなります。

 それは結構寂しかったり。。。(笑)


 ケイマフリだけではありません。
 夏になれば、オオセグロカモメもウミウもヒナが巣立って、やがて彼らのアパート代わりであった断崖は、空室ばかりになります。


 ちょっと無理をして一眼レフカメラを持ってカヤックで出動すると、偶然、飛んでいるケイマフリの姿を写す事が出来ました。


 黒い体に、赤い足が目立ちます。

 まもなく彼らの姿を殆ど見なくなりますが、上手く写真で撮れて、何か嬉しかったです。



※「ケまフレ(アイヌ語)」→ケイマフリ:アイヌ語の足・赤の意味が、そのまま名前になっている。


担当:糸賀





  

Posted by iwaobetsu at 00:35Comments(0)自然情報