2010年02月21日
旧七草の日 (2010年2月20日)
今年の2月20日は、旧暦で七草の日です。
七草には、春の七草と秋の七草がありますが、今回は春の七草かゆを、夕食時に提供しました。
ちなみに「春の七草」。どんな草(野菜代わり)が七草か、と言うと、セリ・ナズナ・スズナ・スズシロ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザが、該当します。
その七種の草(野菜)を刻んで塩湯でし、お粥に混ぜたものが、七草かゆ。この日宿泊者の皆様に食べていただきましたが、のきなみ好評???と言うか、物珍しさがあったかと思います。
もちろん、ただ七草かゆを食べるだけでは面白くないので、七草の事を調べあげて書き上げた書面と、実物の七草を並べてみていただくと言った、趣向????を凝らしました。
2月より、毎週簡単なイベントを実施してますで、詳しくはHPをご覧ください。
また、春の七草について調べた書面内容を、下記にUPしておきます。
旧七草の日 (2010年2月20日) 七草粥を食べましょう
現在の七草は、毎年1月7日に食べる習慣がありますが、2010年は、旧暦で2月20日が「旧七草」の日です。
七草を食べるのは、「邪気を払い万病を除く占いとして食べる」「野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補う」などの意味合いがあります。
※春の七草 ~ セリ・ナズナ・スズナ・スズシロ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザ の7種類です。
○春の七草 紹介
①セリ~キク科 (別名:シロネグサ“:白根草”)
・湿地や田のあぜ道など、水分の多い場所や水辺の浅瀬に生育する湿地性植物。
・スーパーなどで販売されているセリは、温室ハウスで養液栽培されたもの。
・根付のセリを買ってきて、葉を使った後の根元の部分に常に水分があると、再度葉が出てきてキッチン野菜が楽しめる。

②ナズナ~ナデシコ科 (別名:ペンペン草)
※ペンペン草の語源
・ナズナの花が咲いた後の実は、三味線の撥(バチ)に似ているため、三味線を叩く音
(ペンペン)から。
・実が付いた茎を折り取り、実の柄を持って下に引くと、柄がちぎれて皮でぶら下がった状態になる。このように沢山実をぶら下げた状態にして、茎を持ってくるくる回す(でんでん太鼓を鳴らすように)と、実が触れあってペンペンと小さな音がする事から。
※ペンペン草のことわざ
・ペンペン草が生える ~ナズナが荒廃した場所でも生育することから、荒れ果てた様子。
・ペンペン草も生えない~荒れた場所で育つナズナでも生育しない様な、どうしようもない悪い場所などの事を言う。「○○が通った後はぺんぺん草も生えない」など。

③スズナ~アブラナ科 (鈴菜 「カブの葉」) ※鈴菜以外にも当て字の漢字があり
・七草ではカブの事をスズナ(鈴菜)と言うが、これはカブの白い部分が鈴に似ているため「鈴の菜っ葉→鈴菜」と言う。日本では全国各地でカブは栽培されて、ご当地カブもある。
・葉付きで売られている場合が多く、実より葉が栄養価が高い。葉も炒めて食べると良い。

④スズシロ~アブラナ科 (涼白 「大根の葉」) ※涼白以外にも当て字の漢字があり
・七草では大根の葉をスズシロ(涼白)と言い、大根の白い根が涼しげな感じがする為。
・大根には“イソチオシアネート”と言う、殺菌作用がある物質が含まれている。また消化を助ける働きも大根にはあるので、食べ過ぎても体を壊すことが少ない。
その素晴らしい効果を踏まえて、大根の“ことわざ”がある。
・大根役者~大根は食べ過ぎても滅多に当たる事が無い(中毒になりにくい)ので、当たらない役者(売れない役者)を、大根役者と言う。
・大根おろしに医者いらず~大根おろしを食べると、殺菌効果があるので中毒になりにくく、そのため医者に行く回数が減る。

⑤ゴギョウ~キク科 (別名:ハハコグサ、母子草)
・細かく切って日干ししお茶にすると、咳止めや内臓などに良い健康茶ができる。
・かつては草餅に用いられていた草であったが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、平安時代ごろから蓬に代わったとされる。

⑥ハコベ~ナデシコ科
・おひたしなど食用にする事ができる。
・小鳥に食べさせる野菜代わりとして、利用される。

⑦ホトケノザ~キク科 (別名:コオニタビラコ、小鬼田平子)
・コオニタビラコの別名が“ホトケノザ”であるが、正式に「ホトケノザ」と呼ぶ雑草もありまぎらわしい。また正式に“ホトケノザ”と呼ばれる雑草は毒がある。


※正式名称の“ホトケノザ”(毒草)
担当:糸賀
七草には、春の七草と秋の七草がありますが、今回は春の七草かゆを、夕食時に提供しました。
ちなみに「春の七草」。どんな草(野菜代わり)が七草か、と言うと、セリ・ナズナ・スズナ・スズシロ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザが、該当します。
その七種の草(野菜)を刻んで塩湯でし、お粥に混ぜたものが、七草かゆ。この日宿泊者の皆様に食べていただきましたが、のきなみ好評???と言うか、物珍しさがあったかと思います。
もちろん、ただ七草かゆを食べるだけでは面白くないので、七草の事を調べあげて書き上げた書面と、実物の七草を並べてみていただくと言った、趣向????を凝らしました。
2月より、毎週簡単なイベントを実施してますで、詳しくはHPをご覧ください。
また、春の七草について調べた書面内容を、下記にUPしておきます。
旧七草の日 (2010年2月20日) 七草粥を食べましょう
現在の七草は、毎年1月7日に食べる習慣がありますが、2010年は、旧暦で2月20日が「旧七草」の日です。
七草を食べるのは、「邪気を払い万病を除く占いとして食べる」「野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補う」などの意味合いがあります。
※春の七草 ~ セリ・ナズナ・スズナ・スズシロ・ゴギョウ・ハコベ・ホトケノザ の7種類です。
○春の七草 紹介
①セリ~キク科 (別名:シロネグサ“:白根草”)
・湿地や田のあぜ道など、水分の多い場所や水辺の浅瀬に生育する湿地性植物。
・スーパーなどで販売されているセリは、温室ハウスで養液栽培されたもの。
・根付のセリを買ってきて、葉を使った後の根元の部分に常に水分があると、再度葉が出てきてキッチン野菜が楽しめる。

②ナズナ~ナデシコ科 (別名:ペンペン草)
※ペンペン草の語源
・ナズナの花が咲いた後の実は、三味線の撥(バチ)に似ているため、三味線を叩く音
(ペンペン)から。
・実が付いた茎を折り取り、実の柄を持って下に引くと、柄がちぎれて皮でぶら下がった状態になる。このように沢山実をぶら下げた状態にして、茎を持ってくるくる回す(でんでん太鼓を鳴らすように)と、実が触れあってペンペンと小さな音がする事から。
※ペンペン草のことわざ
・ペンペン草が生える ~ナズナが荒廃した場所でも生育することから、荒れ果てた様子。
・ペンペン草も生えない~荒れた場所で育つナズナでも生育しない様な、どうしようもない悪い場所などの事を言う。「○○が通った後はぺんぺん草も生えない」など。

③スズナ~アブラナ科 (鈴菜 「カブの葉」) ※鈴菜以外にも当て字の漢字があり
・七草ではカブの事をスズナ(鈴菜)と言うが、これはカブの白い部分が鈴に似ているため「鈴の菜っ葉→鈴菜」と言う。日本では全国各地でカブは栽培されて、ご当地カブもある。
・葉付きで売られている場合が多く、実より葉が栄養価が高い。葉も炒めて食べると良い。

④スズシロ~アブラナ科 (涼白 「大根の葉」) ※涼白以外にも当て字の漢字があり
・七草では大根の葉をスズシロ(涼白)と言い、大根の白い根が涼しげな感じがする為。
・大根には“イソチオシアネート”と言う、殺菌作用がある物質が含まれている。また消化を助ける働きも大根にはあるので、食べ過ぎても体を壊すことが少ない。
その素晴らしい効果を踏まえて、大根の“ことわざ”がある。
・大根役者~大根は食べ過ぎても滅多に当たる事が無い(中毒になりにくい)ので、当たらない役者(売れない役者)を、大根役者と言う。
・大根おろしに医者いらず~大根おろしを食べると、殺菌効果があるので中毒になりにくく、そのため医者に行く回数が減る。

⑤ゴギョウ~キク科 (別名:ハハコグサ、母子草)
・細かく切って日干ししお茶にすると、咳止めや内臓などに良い健康茶ができる。
・かつては草餅に用いられていた草であったが、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、平安時代ごろから蓬に代わったとされる。

⑥ハコベ~ナデシコ科
・おひたしなど食用にする事ができる。
・小鳥に食べさせる野菜代わりとして、利用される。

⑦ホトケノザ~キク科 (別名:コオニタビラコ、小鬼田平子)
・コオニタビラコの別名が“ホトケノザ”であるが、正式に「ホトケノザ」と呼ぶ雑草もありまぎらわしい。また正式に“ホトケノザ”と呼ばれる雑草は毒がある。


※正式名称の“ホトケノザ”(毒草)
担当:糸賀
Posted by iwaobetsu at 20:29│Comments(0)
│「食」情報
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