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Posted by naturum at

2008年08月20日

カラフトマス遡上

 8月上旬から秋の気配が感じられ、もう知床の夏は終わりです。朝晩もグッと冷えてきました。
 「今年は冷夏だったなぁ~。」

 川にはカラフトマスが遡上してきました。知床の秋の風物詩でもあります。

 「えっ!!川にマスが遡上してるんですか?」
 「ぜひ見たい・・・。」

 お客様には、サケやマスの遡上は珍しい事なのでしょう。まだ遡上してる数は少ないですが、9.10月になれば、普通に川を遡上しているサケやマスの姿を見る事が出来ます。

 サケやマスは、アイヌ人にとっては神様でした。
 秋になると川を遡上してくるサケやマスは、冬越しのための貴重な食料源。さらに硬いサケやマスの皮は、パーカーや靴などに加工され、カヤックに乗って海で漁をする時には、そんなサケやマスの皮で出来た衣類は、防水効果や保温効果が抜群で、漁には欠かせないものでした。

 そんなアイヌ人にとって、食料や皮を与えてくれるサケやマスは、「神様がそれに化けて、アイヌに恵みをもたらしてくれる」と信じられていた為、サケやマスはアイヌ語で「カムイチップ」“神の魚“と呼んでいました。

 サケやマスが遡上してくると言う事は、それだけ知床には自然が多い。と言う証拠なのかもしれませんね。


 「沢山サケやマスが遡上してる風景を、是非見たいなぁ~」
 とお客様がおっしゃられました。




  

Posted by iwaobetsu at 14:22Comments(1)自然情報