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2008年10月21日

合わせ柿 (あわせがき)

 実家から、"合わせ柿"が届きました。


 柿には渋柿と甘柿がありますが、合わせ柿とは、渋柿の渋(シブ)を抜いたものです。

 渋柿を食べると、物凄い渋味が舌に残るので、そのままでは食べれません。しかし渋を抜く事で、本来の渋柿の持つ甘さを、そのまま食べる事が出来ます。
実は渋柿は甘柿より美味しいのです(と思う)


 でもどうやって渋を抜くのか?

 干し柿にすると、渋の成分が閉じ込められ、食べる事が出来ます。
 でも生の柿を、なんとか渋を抜いて食べたい。。。


 そこで渋を抜く方法がいくつかあります。

 40度くらいのお湯に、一晩漬けておく方法。

 渋柿のヘタにアルコール(焼酎など)を塗り、それをビニール袋に入れ、再度霧吹きでアルコールを渋柿全体に吹き掛け、5~7日密閉する方法。

 ドライアイス(炭酸ガス)を入れた袋に渋柿を入れ、そのまま4日ほど密封する方法。

 そうする事で、渋柿の渋の成分”タンニン”が、不溶性になります。

 そもそも渋柿の渋味成分のタンニンは、水溶性で、食べると唾液などにタンニンが溶け、渋味を感るようになります。それを感じなくする方法が、炭酸ガスなどで密封する方法。まあ正確には、渋を抜く。。。と言うのではなく、渋を不活性化させる。。と言う訳です。


 とまあ、そんなゴタクはどうでも良いとして、ユースのパートさんは、合わせ柿を切るや否や、1人でパクパク食べ始めました。


 北海道には柿は無いので、この合わせ柿は、柿の産地ならではの物。
 日持ちがしないので、北海道のスーパーとかには売ってないと思う。たとえ売っていても高価だろうし。

 「この合わせ柿はみんなで食べないと」

 と言うと、
 「大丈夫だよ」

 とパートさんは言いました。

 「大丈夫???って??」



 夕食後にも合わせ柿を切りました。

 よほどパートさんは合わせ柿が気に入ったのか、1人でまたパクパク。。。

 「食べ過ぎるとお腹壊すよ」

 と言うと、
 「壊さないよ・・。」

 とパートさんは言いました。

 翌日も合わせ柿を切ると、パートさんは早速食べ始めました。

 その食べてる姿を尻目に思いました。

 (高いよ)

 と。しかし私は口に出して言えず、心の中でそう言いました。

 

 小さい頃は合わせ柿が好きで、食べ過ぎるとお腹を冷やしたり下痢をしますが、それでもそれを恐れず、食べたものでした。

 だって美味しいから。。。。

 合わせ柿を食べると、普通の甘柿は食べれない。。。
 やはりあの食感と味は、格別の物があります。

 しかしこの合わせ柿を発見した人は、エライよなぁ~。どうやって?なぜ渋が抜ける??と思ったのか???



合わせ柿 (あわせがき)




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