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2010年10月30日

金色の紅葉

 「サクサクサク・・・。」

 ミズナラの枯葉のジュウタンの上を歩きました。

 今日はスタッフ全員で、「知床どんぐり里親プロジェクト」用のどんぐり拾いに来ました。






http://www14.ocn.ne.jp/~siretoko/top.html
※「知床どんぐり里親プロジェクト」


 今日は冷たい北風が吹いて、羅臼岳や斜里岳は冠雪しています。

 冬は、もうスグそばまで来ているのです。

 そんな中でのどんぐり拾い。

 かじかむ手や冷たい北風に絶えながらのどんぐり拾いは、結構大変。


 目標は8,000ケ(里親様に送る事が可能などんぐり)なので、ずぅ~っと一心不乱に、もくもくと拾い続けます。



 次第に腰が痛くなり、寒くて手の感覚も無くなって来ました。



 ふと紅葉したミズナラの森に、日が差しました。

 すると、瞬く間に辺りが金色の紅葉に包まれました。


 決して辺りが金色になった訳ではありませんが、紅葉した葉に日が当たり、金色に見えたのでしょう。


 「おお~っつ・・・。」


 と思い手を止め、立ち上がって金色になった森を見上げました。



 深い秋ならではの演出。

 それまで一心不乱にどんぐりを拾っていたのに、つい、その様に見とれてしまいました。


 「きれいだねぇ~。」


 一斉に感嘆の声が上がりました。


 実際文句なしにキレイで、日が差してる間、その雰囲気を味わっていたいと思うほどでした。     



 今秋の紅葉も、温暖化の影響のためか、紅葉する前に葉が落ちてしまい、息のを呑むようなキレイな紅葉を見る事は出来ませんでした。

 と言うか、近年ずっとそんな秋が続いています。


 そんな中で出会った素晴らしくキレイな金色の紅葉。


 「サクサクサク」


 と落ち葉を踏みしめる音と合わせて、少しの間、深くなった秋を感じる事が出来ました。



担当:糸賀





  

Posted by iwaobetsu at 23:55Comments(0)自然情報

2010年10月16日

頬袋いっぱいに。。。

 今年のドングリは、昨年に続いて豊作の様で、ミズナラの下には結構な数のドングリが落ちています。

 きっと森の動物達も喜んでいる事でしょう。

 ドングリを食べる動物と言うと、リスを思い出しますが、冬のエサの乏しい時には、秋に沢山のドングリを“貯食”しなければなりません。

 しかしリスは体が小さいため、貯食しようにも両手でドングリを持っても、1ヶがせいぜい。
 さらに両手がドングリを持つ事でふさがってしまうと、早く走る事も出来ず、また木々を上手く伝って行く事も出来ません。

 それでは大変危険なため、そこで運搬の方法として、ドングリなどを口の中に入れ(頬袋)に入れて運搬します。


 最高で何個のドングリを口の中に入れる事が出来るか分かりませんが、口一杯にほおばると、こんな風な面白い表情になります。











 ちょうどカメラを持って歩いていると、右側の木が「カサッ」と音がしました。

 ふと気付くと、エゾシマリスが頬袋一杯にエサ(多分ドングリ)を詰め込んで、反対側の木に飛び移ろう!!としていた時でした。

 人間の姿を感じて、一瞬動きが止まった所を、上手く撮る事が出来ました。

 以前もエゾシマリスのブログをUPしましたが、色んな表情のあるエゾシマリスは、撮ると結構面白い。。。。


 もっとリスの写真は撮りたいけど、もの凄~~~~~くすばしっこくて、なかなか思い通りに撮らせてくれないんだよなぁ~~~~~~~。


担当:糸賀
  

Posted by iwaobetsu at 21:13Comments(2)自然情報

2010年10月03日

ゆりかもめとユリカモメ

 「あそこにいるのは、ユリカモメですね」

 「ゆりかもめ?ゆりかもめって、新橋駅から出ている鉄道?????」


 「ゆりかもめ???」
 と聞くと、特に東京の方は、新橋駅から出ている”東京臨海新交通臨海線(通称*ゆりかもめ)”を想像する方が多いかもしれませんが、実際はその名前に該当するカモメが実在します。

 

 冬鳥なので、夏は姿を見る事が出来ませんが、9月の終わりに早々とその姿を見る事が出来ました。


 真っ赤な足でチョコチョコと歩き、何かをついばんでいます。

 雑食性なので、草の種などを食べてるのでしょうか?



 しばらく観察していると、すばやく歩く姿が可愛らしいです。

 真っ赤な足は、ケイマフリを連想させますが、そう言えばオオセグロカモメはピンク色の足。ウミネコは黄色。ユリカモメは赤色をしています。これは何か意味があるのでしょうか?



 「でも、なんで臨海線の愛称は、ゆりかもめって言うんでしょうね???」

 「多分東京都の鳥(都鳥)が、ユリカモメだからだと思いますよ」

 「おおっ。なるほど・・・。」


 これからモット寒くなると、モットモット沢山の冬鳥がやってきて、モットモットモット色んな冬鳥で賑やかになる事でしょう。



 先日羅臼岳の山頂は冠雪しました。
 その雪は溶けてしまったけど、確実に冬の足音が、聞こえてきたような気がしました。



担当:糸賀


 






  

Posted by iwaobetsu at 23:52Comments(0)自然情報

2010年09月03日

ヒョウ柄模様のヒョウモンチョウの仲間

 カメラの電源を入れ、おおよそのピントを合わせ、そぉ~っと接近して、キオンの花に止まっているチョウの撮影を行います。

 チョウって、飛ぶと結構早くて、あっと言う間に視界からいなくなります。


 そうなる前にサッと撮影。


 黄色い下地の羽にヒョウ柄模様の「ヒョウモンチョウ」の仲間の写真が撮れました。

 チョウの周りが上手い具合にボケ、そしてまた上手い具合に太陽の光が反射し、羽がラメをふったみたいに映って、結構きれい。


 チョウと言えども、自然界ではなかなか観察が出来ないので、写真ですと良く観察できます。


 しかし、キレイなヒョウ柄模様。。



 9月になると、途端にチョウが飛ぶようになりました。

 キオンやハンゴウンソウの花に止まり、蜜を吸うのでしょう。

 時間帯によって、全くチョウがいなかったり、数匹が一緒に飛んでいたりします。


 ヒョウモンチョウと言えども、数種の仲間がいて、写真のチョウは、どの種のヒョウモンチョウなのか、分かる方はスグ判断できるでしょうが、僕としては、なかなか判断できず、「ヒョウモンチョウの仲間」とさせて頂きました。



 最近動物を撮るのが面白くて、結構ハマッテいますが、撮ったら撮ったで、名前を調べなくてはイケマセン。


 しかし、調べて確認するからこそ覚える訳であって、今更ながら、結構これは勉強になるかも(笑)


 今年だけでも色んな動物の写真を、ヘタナリにも撮る事が出来ましたが、そう言う動物が沢山いる知床だからこそ、僕でも撮影が可能なのだろうな・・・。


 と改めて思いました。



※この写真をスタッフに見せると、キレイだって結構好評??でした(笑)


担当:糸賀





  

Posted by iwaobetsu at 16:56Comments(0)自然情報

2010年09月01日

カラフトマス遡上

 8月のお盆頃、岩尾別川の川面を眺めると、カラフトマスが一匹遡上していました。

 8月になってからは、日々秋の気配が深まる知床。

 「もうカラフトマスが遡上する時期になったのか。。。」

 と思いました。


 ウトロから斜里方面に向かう途中に、遠音別(おんねべつ)と言う川があるのですが、この川はサケやマスの遡上が良く見れるので、秋のシーズンになると遡上風景を見ようと、観光バスが止まるほどの観光地になります。


 岩尾別川で一匹のカラフトマスの遡上を確認した事もあって、用事ついでに遠音別の川面を覗くと、果たして、カラフトマスが遡上を始めていました。
 8月の盆頃は、川幅の1割がカラフトマスで埋まる程度の量でしたが、下旬にもなると、川幅の3割くらいの量のカラフトマスの姿を見る事が出来ました。





 北海道に来て、初めて川にサケやマスが遡上している姿を見て驚いたのですが、その様は何回見ても飽きません。


 自然や動物の多い知床ですが、海や川にも、陸に負けないくらい、サケやマスなどを始めとする動物がいる事を、改めて”素晴らしい”と思いました。





 岩尾別川は、河口付近にサケマス孵化場があるので、遡上風景が見れるのは、孵化場でのサケマスの捕獲数が定数に達してからになるので、それ以降で無いと遡上風景は見れません。


 遡上が始まれば、夜のミーティングで、岩尾別川で遡上が始まっている事を話して、見てもらう事を促しますが、おおむね遡上風景を見られたお客様の感想は良いようです。


 9月はもっと沢山のカラフトマスが遡上して、そして羅臼岳の山頂付近から紅葉が始まり、下旬は初冠雪がある事でしょう。



 まだまだ「本州は残暑が厳しい」と言う事を聞きますが、知床は秋まっしぐらです。

 少しだけ秋の気配を感じて頂けましたでしょうか?

担当:糸賀





  

Posted by iwaobetsu at 15:54Comments(0)自然情報

2010年08月27日

動物写真ポストカード

 1月に一眼レフカメラを買ってからという物、コンパクトカメラでは撮れなかった動物写真が、いくらか撮れるようになりました。


 コンパクトカメラで動物撮影をするには、動物に接近するか、カメラのズームを最大にしなければならず、どうしても荒い画像になってしまい、納得した写真が撮れません。



 「望遠レンズを使うと、こんなにも動物が撮りやすくなるのか!!」

 と思いました。




 写真を撮るにも、動物は人間との距離があるので、人間を警戒しない、普段の表情で映ってくれるので、上手く撮れると面白いです。
 特に早朝に歩くと、色んな動物に出逢え、面白い表情で迎えてくれます。

 そんな動物達を写した写真(キタキツネ・エゾシカ「バンビ」・ヒグマ・ケイマフリ・ホオアカ・エゾシマリスなどなど。)を、ポストカードに印刷して販売すると、結構好評?

 一番人気はエゾシマリスか!!!と思い、一番多く印刷しましたが、一番人気はキタキツネ・二位はエゾシカ「バンビ」でした。

 意外にもエゾシマリスは売れずに。。。。

 キタキツネは、写っている表情が何とも言えず面白く、写真を見ると思わず微笑んでしまうような感じなので、人気があったか?と思います。

 どんぐり里親様に送ったキタキツネ写真でも、
 「キツネがこんな顔をしてるなんて・・・。」


 と言った感想のお手紙を頂いた事もありました。



 それにしても、改めて写した動物写真を見ましたが、動物を言えども、色んな表情があることを改めて知る事が出きました。


担当:糸賀









  

Posted by iwaobetsu at 11:20Comments(0)自然情報

2010年08月22日

今シーズン最後のサンセットシーカヤックツアーと上位蜃気楼現象

 6月は晴れた日が多く、7月は天気が悪くほとんど夕陽は見れず。。。。

 8月は天気が悪い日と晴れの日が交互にあるくらいで。。。

 そんな夏の北海道でした。



 オホーツク海に沈む夕陽は好きで、時間があれば、可能なら見入ってしまいます。


 特にサンセットシーカヤックの時、オホーツク海にそのまま沈む夕陽は、何度見ても飽きません。

 太陽から真っ直ぐに、自分に向かって伸びていくオレンジ色の光の道は大好きだし、風が無ければ、太陽が沈んだ後の、海の色も大好き。


 本当に無風なら、雲が海に映っている様も大好きです。


 まあ、それほど夕陽や海は大好き。。。って事か?


 地元にいた時も、自転車で近くのお気に入りの海岸に、夕陽を見に行った事を思い出します。




 夕陽が沈む30分前くらいが、一番夕陽の状態が良くキレイだと思いますが、それから沈むまでの30分間は、夕陽の見物だと思います。


 徐々に沈んでいく夕陽をじっと見ているだけで、心が和む気がします。



 カヤックに乗って、波の音、カモメの鳴き声などの自然の音を聞きながら、夕陽を見る。

 もうそれだけで満足満腹になります。
 
 いつの間にか、波の音もカモメの鳴き声も耳に入らなくなり、じっと夕陽を見つめる自分がいて、その時は、完全に魅せられている状態なのでしょう。


 じ~っと見つめていた夕陽がオホーツク海に沈むと、その様を見つめていた余韻が、ひしひしと残ります。


 「キレイな夕陽が見れて感謝・・。」

 ものすごく感動された女性のお客様が拍手をしながら、そうおっしゃられました


 『夕陽って、こんなにキレイだったんですね・・・。』


 [東京で暮らしていると、夕陽なんて見た事が無くて、こんな景色があるなんて知りませんでした・・・。]


 と、おっしゃったお客様もいらっしゃいました。


 「これからは、心の片隅でも、自然を見る余裕をもたれると、気晴らしくらいには、なるかもしれませんね・・・・。」




 




 オホーツク海は海水温が低いため、よく蜃気楼が発生します。

 「上位蜃気楼現象」


 物体の上の方に蜃気楼が現れ、見えないはずの物体(沈んだ太陽など)が浮かび上がって見える現象。


 上位蜃気楼が発生している所に太陽が沈むと、太陽が上に引っ張られるような、「ビヨ~ン」と伸ばしたような感じになって、四角な太陽や変形した太陽になったりします。

 そう言う現象を見るのは大好きですし、面白いので、良くサンセットシーカヤックツアーで夕陽が沈むとき、案内するのですが、結構皆さん真剣に聞き耳を持たれます。






 オホーツク海が、上位蜃気楼現象が発生しやすい場所である事も、実は僕も、こちらに来てから知ったのですが。。。


 ちなみに、暑い日に道路に現れる”逃げ水”は、下位蜃気楼現象だそうです。






 8月も下旬になると日の入りも早くなり、日没後はカナリ気温も下がるので、サンセットシーカヤックツアーは、催行が難しくなるのでお盆過ぎで終了です。



 余談ですが、今シーズンは結構サンセットシーカヤックツアーが、入っていたなぁ~。。。



担当:糸賀


※画像~サンセットシーカヤックツアーと、蜃気楼現象で四角になった太陽









  

Posted by iwaobetsu at 23:38Comments(0)自然情報

2010年08月06日

エゾシマリス

 早朝の森を歩いていると、わずかに「カサッ」と言う音がしました。

 あたりを見渡すと、エゾシマリスが一心不乱に何かを食べていました。
 余りにも集中してエサを食べている為か、人間の姿が分からない感じです。それとも、人間なんて「スグ逃げられる!と思っているのでしょうか?

 エゾシマリスが逃げないように、急いでカメラをセットして撮影成功しました。





 北海道には、エゾリスとエゾシマリスがいますが、ドウ違うか???


 体の色が違う事もありますが、生活環境も違います。

 エゾリスは、主に木の上を住み家としていて、冬も姿を見る事が出来ますが、エゾシマリスは、主に地上で生活をし、穴を掘って住んでいます。
 さらに冬季は、その穴の中で冬ごもりをするので、冬季はエゾシマリスの姿を見る事は出来ません。


 同じリスなのに生活環境からも、かなり違いがあります。






 リスを発見したら「写真を撮りたい」と思っていましたが、野生のリスは警戒心が強く、またなかなか野生のリスを発見するのは難く、発見してもカメラでの撮影はカナリ困難です。


 写した写真を見ると、リスは上手く両手?を使って、上手に皮を口で剥いて、中の実だけを食べます。慌てて食べているみたいですが、ゆっくり食事。。なんてしていると、他のリスに横取りされたり、敵に捕まってしまう事もあるかもしれません。


 動きが機敏で、長い尻尾を上手く使って立ち上がったり、ジャンプしたり、木から木へ飛び移ったり、運動性はピカイチ????

 エゾシマリスは、来るべき冬に向かって、すでに冬篭りの準備をしているのかもしれません。

 今日は上手くリスの撮影ができたので、とても嬉しく思いました。


担当:糸賀




  

Posted by iwaobetsu at 15:23Comments(0)自然情報

2010年07月27日

シーカヤックで見る断崖から流れ落ちる滝と海鳥たち

 7月も後半になりますが、イマイチ客足の伸びない日が続き、気を揉んでいます。

 他社も客足が無く、苦戦していると噂ですが、果たして8月には挽回できるのか???


 
 シーカヤックツアーでは、6月中に断崖に営巣していた海鳥達は、7月上旬までヒナの姿を見る事が出来ましたが、中旬から殆どヒナの姿を見なくなりました。

 毎日のように観察していたのですが、中旬に一気にいなくなった感じ。

 おそらくカラスなどに、殆どが食べられてしまったと思われます。

 フレペの滝に沢山営巣していたオオセグロカモメなどの海鳥も、中旬から殆どいなくなり、ツアーで行っても寂しくなりました。


 6月中は


 「すごいカモメ。こんな見たの初めて~・・。(嬉)」


 と言う悲鳴???を聞いたり、運良くカモメなどの”ウンコ爆弾”を食らった方もいて、楽しかった??のですが・・・・・。




 断崖から流れ落ちる”男の涙”の滝や、”湯の華”の滝の水も、7月に入ると、目に見えて水量が減ってきました。


 昨年はエゾ梅雨で長雨であったためか、9月までかなりの水量の滝を見る事が出来たのですが、今年7月下旬の段階で、男の涙の滝は、すでに昨年のお盆過ぎ頃の水量まで減っています。


 「水量が少ない」と言っても、まだ迫力満点ではあるのですが・・・。



 今年はこのままでは、お盆過ぎには男の涙の滝が、見れなくなるのでは?????


 と心配になります。




 でも、今年もカモメなどのヒナが見れたし、迫力ある滝も、今年も見れた訳ですから。。。







 毎日が少しずつ忙しくなり、自然をじっくり見る暇が無くなった感じもしますが、毎年見る海鳥や断崖から流れ落ちる滝は、多少の誤差はあるにしても、毎年同じように、殆ど同じ時期に、当たり前のように、昔からずっと繰り返してきたのでしょう。




 「そう言うのが少しは比べられるようになったかな?」




 と思いますが、「これからもこんな自然の営みが、ずう~っと同じように続きます様に」と、なぜか今日は強く思いました。

 それと同時に、少しだけですが、早々と秋の気配も感じました。



担当:糸賀








※断崖から流れ落ちる男の涙の滝。6月に比べると、水量が減ってます  

Posted by iwaobetsu at 22:36Comments(0)自然情報

2010年07月16日

ケイマフリ

 カヤックツアーを行なっていると、プユニ岬付近でよくケイマフリに会います。

 目の周りが白い、赤い足が特徴の海鳥ですが、数が少なく、絶滅危惧種にも指定されています。
 しかし知床では、普段は海上で生活する彼らも、5~7月は断崖で繁殖するので、その時期なら海で泳いでいる姿を、カヤックツアーで普通に観察する事が出来ます。

 5月はオスとメスが、タンチョウの様に“鳴き交わし”をして求愛行動をしている姿も見れるので、いつもツアー時には気にしていました。


 ケイマフリが飛んでいる時赤い足をお客様に見て貰うのも、ツアーの案内の一つです。



 オオセグロカモメやウミウより、ケイマフリの方がはるかにかわいらしく、お客様にも人気があるのですが。。。。




 
 7月になって、だんだん彼らの姿が減ってきました。

 ヒナが巣立ってきて、繁殖も終わりになってきているのでしょう。



 7月も下旬になれば、殆どケイマフリの姿も見る事は無くなります。

 それは結構寂しかったり。。。(笑)


 ケイマフリだけではありません。
 夏になれば、オオセグロカモメもウミウもヒナが巣立って、やがて彼らのアパート代わりであった断崖は、空室ばかりになります。


 ちょっと無理をして一眼レフカメラを持ってカヤックで出動すると、偶然、飛んでいるケイマフリの姿を写す事が出来ました。


 黒い体に、赤い足が目立ちます。

 まもなく彼らの姿を殆ど見なくなりますが、上手く写真で撮れて、何か嬉しかったです。



※「ケまフレ(アイヌ語)」→ケイマフリ:アイヌ語の足・赤の意味が、そのまま名前になっている。


担当:糸賀





  

Posted by iwaobetsu at 00:35Comments(0)自然情報

2010年06月29日

オオセグロカモメのヒナ誕生

 ユースホステル前の庭では、数頭のバンビが元気良く走り回るようになりました。
 ヨチヨチ歩きだったのに、いつの間にか走り回れるようになって・・・。

 ユースから自然センターまでの道路でも、子ギツネの姿を見る機会も増えました。

 森の緑も濃くなって、まさに夏真っ盛り。先日は35度を越す猛暑日になったり。


 海でも、沢山のオオセグロカモメやウミウが断崖に営巣しています。
 カヤックツアーで行く度に、うるさいくらいの海鳥の圧倒されます。

 
 その中で、プユニ岬を過ぎるあたりに、オオセグロカモメが1羽営巣しています。
 かなり低い位置に営巣しているので、カヤックからでも抱卵している姿が見えるので、いつもお客様にご覧になって頂いたり、説明の材料にしたりと、毎回気になっていたのですが、6/29にそのオオセグロカモメを見ると、何か様子が変です。


 滝などを回って帰りに見ると、ヒナが一羽孵っていました。

 また数センチほどの大きさ。おそらく孵ってそれほど時間も経てないと思います。

 ヒナが親鳥のくちばしの赤い部分を、突付いていました。


 カモメなどのくちばしをよく観察すると、先端付近が赤くなっています。
 この赤い部分は、ヒナが親鳥にエサをねだる際の目印になっていて、そこを突付くと、親鳥がエサをくれると言う事をヒナは知っています。


 そんな姿を観察できました。


 これからどんどん海鳥のヒナは孵って行く事でしょう。
 それはうるさいくらいに騒がしいのですが、でも、そんな姿をカヤックで見ると、なぜか癒されます。
じーとそこで休憩していると、その様に吸い込まれるような気もします。

 まさに今がベストシーズン。沢山の命が誕生する、素晴らしい知床の時がやってきました。
 

担当:糸賀



  

Posted by iwaobetsu at 23:11Comments(0)自然情報

2010年06月21日

エゾシカ バンビ登場

 6月に入る頃から、エゾシカは出産ラッシュを迎えています。



 ヨチヨチ歩くバンビの姿は、なんど見ても可愛い。。。。


 そんなバンビは、しきりにお母さんジカの側にいて、おっぱいをねだります。



 授乳が終わると、お母さんジカはしきりにバンビを舐めます。

 舐めて舐めて、どんどん舐めてあげます。


 「どうしてそんなに赤ちゃんを舐めるの?」

 「私は彼女は赤ちゃんを抱く事が出来ないの。だから舐めてあげるのが、私の愛情表現なの」


 と言っているようでした。

 10分ほどお母さんジカとバンビは一緒にいましたが、その後はバンビを残して、お母さんジカはどこかにいってしまいました。

 生まれて間もない自分の赤ちゃんを、そのまま残していったのです。



 「心配じゃないのか?」

 と誰もが思いますが、これは、まだヨチヨチ歩きのバンビと一緒に歩いて、辺りに臭いをまき散らかすよりも、じっとしている方が敵に分かりにくい。。。と言った意味から、10日間くらいはバンビは一人でいることが多いです。

 ほんの授乳の時だけ、お母さんジカは自分のバンビのそばにやってきます。


 1日数回だけしか、自分の赤ちゃんに会えない。

 人間なら考えられない事ですが、これも自然の中で生きていく為の掟なのかもしれません。



 生まれて10日も過ぎると、バンビは結構大きくなって、お母さんジカと一緒に歩いていました。

 ある程度しっかり歩けるようになったので、もう大丈夫なのでしょう。


 自然も動物達も、目に見るほどに成長していく様が見えます。

 その様を見ていると、様々な生き物の躍動が聞こえて来る季節になりました。


 担当:糸賀






  

Posted by iwaobetsu at 23:03Comments(0)自然情報

2010年06月04日

エゾシカは、今はお腹がとても大きく重そうで。。。

 6月はエゾシカの出産の時期なので、まもなく出産ラッシュを迎えます。。。。

 妊娠したメスジカは、お腹のあたりやお尻をしきりに気にしています。

 「もうすぐ赤ちゃんが生まれる?」

 と言うのを知っているのかどうかは、分かりませんが、「お腹が重くなった」と言うのは、感じているのかもしれません。


 座って(寝転がって)休んでいる時も、直接地面にお腹を置いて、後ろを立て足にして座っています。普段はそんな座り方はしないのに、この時期にだけ見れる座り方???
 普通に座れないのはお腹が重いセイ????



 エゾシカは、普段はいつでも見れる動物なので、日ごろそれ程気にして見る事はありませんが、なぜかバンビが生まれる頃は、どうしても気になってしまいます。



 「あのエゾシカのお腹を見てください。カナリ大きいでしょ。赤ちゃんがいるんですよ・・。」
 「子ジカが生まれるんですか?かわいいだろうなぁ~・・。」
 「あのエゾシカは、しきりにお尻の辺りを舐めていますけど、まもなく陣痛が来る頃かもしれないですね・・・。」

 
 お客様が目を輝かせて、お腹の大きなエゾシカの姿を見つめています。

 「6月末にもなれば、アチコチでバンビの姿を見ることも出来ますよ」
 「いいなぁ~。動物大好きなんです。見たいなぁ~」 

 「バンビに限らず運が良ければ、子ギツネ、ヒグマの親子、カヤックをすれば、カモメのヒナも見る事が出来ます。これからの季節は、森も動物達も、一番賑やかな季節になってきますよ」





 森の緑も、日々目に見えて濃くなって来ました。

 これから毎日の様に移り変わる自然の中で、北海道はこれから一番のベストシーズンを迎えます。

 ぜひ遊びにいらっしゃいませんか?


担当:糸賀






※妊娠しているエゾシカ。お腹の大きさを確認してください  

Posted by iwaobetsu at 22:09Comments(0)自然情報

2010年05月25日

日本の国花と、知床の桜はさくら色?

 遅れていたエゾヤマザクラが咲きました。

 と言っても、5/18~23日位が一番の見頃で、その後はあっと言う間に散ってしまったのですが。。。。

 見頃の時に数日天気の日があったので、オホーツク海や羅臼岳をバックに、エゾヤマザクラを写したりしました。

 夏の海になった、真っ青なオホーツク海をバックに、エゾヤマザクラのピンク色が映えます。



 ある日、本当に良く写真を撮られるお客様とのツアー帰りに、道路の“のり面”に咲いているエゾヤマザクラを見せてあげると、

 「うわぁ~。。。きれい・・。」

 と言って、何枚もオホーツク海をバックに、エゾヤマザクラを撮ってらっしゃいました。

 「知床の桜って、ソメイヨシノより、花びらの色が赤いですよね・・・・」
 「エゾヤマザクラと言って、少し深紅色をしていますよ」
 「でも、本当にさくら色ですね・・・。」


 とおっしゃられました。

 桜と言えば「ソメイヨシノ」と言う位、桜の花びらの色は、ソメイヨシノの、ごく薄いピンク色の花びら色のイメージがあったのですが、

 「・・・本当にさくら色ですね」

 と言われて、改めてエゾヤマザクラの花びらを見つめました。

 「こんな濃い紅色が、さくら色なのなかぁ~~~~?」



 いずれにしても、こんな断崖に力強く咲くエゾヤマザクラは、ソメイヨシノに比べて強風や塩害などに強いのかもしれません。


 「日本の国花って、桜ですかね?」

 と質問がありました。


 「日本の国花は菊ですよ。でも殆どの国民が、国花は桜の花のイメージがあるので、今は両方正解、と言う事を聞いた事がありますけど、実際はどうなのかな(笑)」


 色んな質問がありましたが、そんな答えを聞くより、この美しい知床の風景を楽しんでいらっしゃるようでした。
 そんな姿を見ると、コチラも嬉しく思いました。




 それにしても、この日は本当に良い天気。桜も景色もキレイ。。。。。
 毎年この時期になると思うのですが、桜の花を見て、やっと!やっと!!!なが~~いなが~~~~~い冬が終わって、北国の春を感じました。

担当:糸賀




  

Posted by iwaobetsu at 22:01Comments(0)自然情報

2010年05月18日

やっと春が来たか?

 GW後から続いていた異常低温の日々が終わり、15日頃から晴れ間が広がって、同時に気温も平年並みに戻りました。

 その小春日和の気温で、ようやく開花が後れていたサクラが開花し始めました。

 本州では、すでに葉桜になっているサクラの花は、知床は今が開花時期なのです。


 昨年より一週間以上遅い開花。しかし、コレくらいに咲くのが、実は当たり前なのかもしれません。



 久々の晴れで羅臼岳がくっきりと見えます。

 岩尾別川を介して羅臼岳を望むと、山の雪もカナリ溶けた、まだら模様の山容で、「上高地???」とは言えないけど、そんな感じの素晴らしい景色でした。






 少し近辺を散歩すると、少しずつ木々の緑が芽生えていました。

 来週にもなれば、新緑で覆われた森になる事でしょう。なんだかそう思うだけでウキウキするようです。




 昨日泊まったお客様は、「羅臼岳に行く」とおっしゃられました。

 まだまだ雪は多いと思いますが、今日は5月の中で天気に恵まれた、一番よいと思える日。

 
 運がいい。。。。




 春爛漫の少し前の知床。
 本当に“なが~い”冬が終わった事を、実感できたような気がしました。




 そうそう、羅臼岳に登られたお客様は、

 「羅臼平まで何とか行って、素晴らしい景色を眺めた」
 「上の方は、まだまだ数mの雪が積もってる」
 「極楽平からサシルイ岳まで、雪の上を歩いて行けそうだった」
 「ヒグマの足跡があって、ちょっと驚いた。こんな大きくて・・・・。」
 「快晴で本当に良かった」



 とユースに帰ってからすごく多弁で、嬉しそうに話されました。




 う~ん!!!!!なんか羨ましい。。。(笑)


担当:糸賀
  

Posted by iwaobetsu at 21:55Comments(0)自然情報

2010年05月13日

春はマダ!!!!

 GW期間中は天気に恵まれ、行楽日和となりましたが、5月6日あたりから、肌寒い日が続くようになりました。

 最高気温も10℃を下回る日があったりと、5月とは思えない気候です。


 桜は、函館や札幌で「開花~満開状態」になった。と新聞でありましたが道東方面は、異常低温などの影響で、昨年より一週間以上遅れています。
 いわば足踏み状態。。。。

 最も、道東地域での桜は、5月中旬に咲くのが普通かもしれませんが、「開花遅れ気味・・。」となると、ちょっと気になります。


 そんな寒い日が続く中でも、森に入ると、エゾエンゴサクやフクジュソウ、キタコブシなどが咲いており、野鳥も沢山さえずっていました。
 桜の開花は遅くても、確実に春の気配がある事を感じました。


 そう言えば、カヤックツアーでオホーツク海に漕ぎ出ても、断崖には海鳥が営巣し始めていたし。。。



 春の訪れは、桜だけでは無いんですね。。。。。






 ところで、森の中にはギョウジャニンニク(アイヌネギ)も結構生えていました。
 「アイヌネギ」と言った方が分かりやすいかもしれませんが、どことなくニラなどに良く似た、強烈な匂いのするギョウジャニンニクですが、この野性的な香りが、こよなく好きなペアレントが、


 「沢山採ってギョウザパーティーにしよう。。。。」


 と言う提案があり、スタッフみんなで採りに行きました。




 毎年採りに行く場所には、マダ小さいながらも結構生えていました。

 ギョウジャニンニクは、生長するほどに葉や茎が大きくなり、やがてネギ坊主のような花を咲かせます。


 ユリ科の植物なので、ネギやタマネギの花に良く似ています。




 90分ほど採ると、買い物袋2袋分ほど採れ、早速ユースに帰ってみじん切りにして、ギョウザの具にしてギョウザを作ります。



 夕食はギョウザパーティー。


 口に入れると、新鮮なギョウジャニンニクの香りがします。


 最初はこの匂いに慣れなかったけど、食べなれると結構美味しい。


 生で食べると胃を壊しますが、火を通せば、ニンニクと同じ滋養強壮になるでしょう。



 今日も1日氷雨の降る肌寒い日でしたが、口からも春を感じる事が出来ました(笑)



担当:糸賀





◎ギョウジャニンニク(アイヌネギ)  

Posted by iwaobetsu at 21:31Comments(0)自然情報

2010年03月25日

凍れる滝の 知床断崖シーカヤックツアー

 今冬は早々と流氷が無くなり、流氷を見にいらしたお客様は一様に「ガッカリ」でした。

 気持ちは分かります。
 今時期なら、あってもおかしくない流氷が無いのですから。。。

 そんな流氷ウオークツアーの代わりとして、今冬は海の状態が結構良い日が多かったので、凍れる滝の知床断崖シーカヤックツアーを、何回か実施しました。

 それで何度も凍った滝の様子を見る事が出来たのですが、2月下旬に実施した時は、かなり見ごたえのある凍った滝でした。ツララもアチコチに見えて、まるで氷のカーテンの世界みたいでしたが、3月も下旬になるとツララは殆ど溶け、凍った滝の氷も、日増しに小さくなって行くのが見えました。



 昼間は気温がプラスになるので、溶けて小さくなるのは、仕方ないと言えば仕方ないですが。。。

 それでも3/24現在、まだ断崖に張り付いている真っ青な凍れる滝。
 こんな神秘的な景色は、何度見ても飽きません。


 そこで前回の流氷無いシーカヤックツアーでも、凍れる滝画像の全体をUPしましたが、さらにズームで映した氷の画像を、掲載しておきます。

 こんな風に滝が凍っているのを、画像として、ちょっと残したくなったので(笑)






※男の涙の滝。巨大ツララをUP撮影。







※フレペの滝。団子状の氷をUP撮影


担当:糸賀
  

Posted by iwaobetsu at 23:27Comments(0)自然情報

2010年03月16日

オンボロ除雪車と秀麗羅臼岳

 3/11に20cm位の積雪がありましたが、それ以降は暖かい日が続き、ユース前の雪もカナリ溶けています。

 その雪の溶け具合は目に見えるほど(大げさでもない)で、早々と春が来たような感じもします。
 朝晩は寒くても、昼間は「ピーン」と突き刺すような、冷たい空気の感じも無くなった気がします。


 気温が高いため、ユース前に積もった雪が、溶けてシャーベット状になり、車がはまって動けなくなるので、シャーベット状になった雪の除雪が必要になります。

 水分を含んでいるので重く、かなり大変な作業(と言っても、作業するのは除雪車ですが)。



 ある晴れた暖かい日に、シャーベット雪を除雪するために、除雪車出動です。

 水分を含んで雪が重いために、除雪車も少しの除雪で「ウンウン」うなります。


 1時間くらい除雪をしたでしょうか。一気に晴れ渡った空が、瞬く間に真っ白な雪に染まった知床連山を映し出しました。
 
 7合目以上は、まだ真っ白な雪に覆われていますが、7合目以下は、ところどころ山の地肌が見えています。山の麓も、少しは春が来たのかもしれません。


 何度見てもキレイな、真っ青な青空に映える、真っ白な雪に染まった知床連山。真冬に見る事が出来る、特典だと思います。


 余りにもキレイな景色なので、キレイな知床連山の羅臼岳をバックに、オンボロ除雪車を映してみました。


 全く対照的な??それでも、どこか良い写真が撮れた気がしました。


 これからは目に見えて、知床連山の雪が溶けていくんだろうなぁ~~~。


担当:糸賀



  

Posted by iwaobetsu at 22:00Comments(0)自然情報

2010年02月14日

夕焼けに染まる、流氷のオホーツク海。

 2/4頃から接岸していた流氷も、ようやく連日の寒さで固まってきました。

 まだまだ弱い流氷ですが・・・。

 と言えども、オホーツク海が流氷で埋まる様は、何度眺めても良いものです。



 一日おまかせツアーに参加されたお客様と、フレペの滝スノーシューツアーやチーズフォンデュなどを堪能し、午後は流氷ウオークツアーで楽しみます。
 

 初めて流氷を見たお客様。
 流氷ウオークツアーが楽しくて、再度お越しいただいたお客様。

 流氷と言うのは、人々を引き付ける力があります。


 流氷ウオークツアーでは、最初に雪の斜面を滑り降りて、まずは大きな流氷をベット代わりに、寝転んで頂き、初流氷を体験してもらいます。
 その後は流氷ウオーク。。。


 流氷の状態を見て、四つ足で流氷の上を歩いたり、流氷の上をジャンプして流氷を割り、流氷海水浴、流氷シーソー、流氷島などで遊びます。

 余りにも面白くて、流氷の海に笑い声が響き渡るのも、流氷ウオークツアーの特徴だと思います。




 散々流氷と遊んで、散々流氷を戯れていると、あっと言う間にツアー時間が過ぎていきます。

 このツアーは、いかに子供に戻って楽しむか!が、楽しさを倍増させる秘訣と思います。


 先日は68歳の方が、恐々参加されました。
 他のお客様が流氷で大騒ぎをしているのを尻目に、勇気を出して流氷海水浴と流氷シーソーを体験されました。


 「すごく怖かったけど、面白かった・・・・。」

 と、ツアー後におっしゃられました。



 流氷ウオークツアーが終わり、ユースに帰る途中にプユニ岬があります。

 少し時間があったので、お客様の要望もあり、夕映えに染まる流氷のオホーツク海を眺めました。


 「あの岸から少し行った所で、今日は遊んでいたんですよ」

 と言うと、

 「たったあれだけしか歩かなかったのか」

 とお客様は言われます。
 大きな海に比べれば、人間なんて、とても小さなものです。




 この日は少し南風が吹いていたので、沖合いの流氷が少し離岸していました。
 離岸した隙間には海が見え、その海に夕陽が光っています。

 白い流氷の間に光る、夕陽の光。

 冬の知床ならではの素晴らしい景色。

 何度眺めても飽きない、私の大好きな景色です。














 「きれいな景色ですね。明日帰りたくないですよ」
 とお客様はおっしゃられました。


担当:糸賀





  

Posted by iwaobetsu at 21:56Comments(0)自然情報

2010年02月05日

こんなにもアナタの事を想っているのに・・・・。

 1/27に、弱い流氷が接岸してからと言うもの、その後しばらくは流氷無しの状態でした。


 こんなにアナタ(流氷)の事を、毎日毎日オホーツク海を眺めて想っているのに。。。




 2/2頃から沖合いに流氷が見えましたが、接岸しません。徐々に近づいてはいるようですが。。。

 4日も沖合いに流氷が見えます。
 5日も沖合いに流氷が見えます。
 6日もそれ程接近はしてませんが、4日の夜から、最高気温もマイナスの寒い日が続き、波打ち際では氷のシャーベットが出来ていました。

 5日は、さらに岸沿いにシャーベットが多く出来ていましたが、6日はそれが数十倍にも拡大してました。




 この日の午前は快晴。

 フレペの滝の展望台からオホーツク海を眺めると、薄いながらも流氷の海が望めました。
 やっとやっと!!!!オホーツク海に浮かぶ流氷の景色。一番好きな景色が見ることが出来る時期になりました。


 しかしこの薄い流氷は、ロシアから来た流氷では無く、知床の海岸沿いで出来た流氷??言わば、国産の流氷?(笑)


 注*国産流氷!!と言うのは、勝手考えた言葉です。




 岸沿いの氷のシャーベットが、寒さで成長したのです。


 午後になると、その氷はさらに厚みを増したので、今冬初の、流氷ウオークツアーを開催しました。


 人が乗ると、スグに壊れてしまう弱い流氷でしたが、それでも流氷に乗るのは面白い。。。

 シャーベット氷が多く、なかなか思うように遊べませんでしたが、今年初の海水浴??を楽しみました。

 しかし、気温が低く寒かった。。。。。



 僕以外の参加者はみんな初流氷。
 流氷島・流氷サスケ・流氷ロデオ・流氷相撲・流氷シーソーetc・・・・。で楽しみました。

 やっぱ流氷ウオークは面白い。。。(嬉)





 明日は、今夜の冷え込みでシャーベットが結氷すると思われます。
 明日は沖合いまで国産流氷の上を、歩けるんじゃないかなかなぁ~~~~~?????(笑)

 流氷が無くならない内に、もっともっと流氷で遊ばなきゃ(笑)


担当:糸賀






※フペレの滝展望台から眺めた、オホーツク海の流氷。
手前の薄い流氷が、国産???流氷。。。。。  

Posted by iwaobetsu at 23:17Comments(0)自然情報